ここは短縮で差し切る!? 根岸S分析

 おはようございます、ヒデです。1月最終週になったので東京開催になりました。新聞を見たときに東京かとびっくりするほど中山のつもり満々だったんです、なぜか。そんなくだらない話しはさておき、本日は東京競馬場で行われるダート重賞根岸Sを分析していきたいと思います。それでは本日も宜しくお願いします。




< 目次 >

1.直線の長い東京×差し=鉄板!?



2.距離短縮はツボ!?



3.逆らわず米国系を狙うのが吉のようです。



4.該当馬



1.直線の長い東京×差し=鉄板!?

 やはり直線の長い東京競馬場、差しが届きやすいコースではありますが、それが顕著に出ているのが根岸Sと言えます。過去5年で上り1位だった馬は【3- 1- 1- 1/6】で1頭を除いてすべての馬が馬券圏内に入っています。逆に上り3位以内にならなかった馬は【0- 1- 0- 50/51】で馬券になったのは20年2着のコパノキッキングのみ。1人気が唯一の馬券圏内だったために複勝回収率は2%を記録しています。なので上りの出せそうな差し追込み馬を中心に狙っていくのがよさそうです。逃げ先行に関しては人気馬であったりとよほど力が抜けていないと厳しい条件が揃っていますので、紐に据えるくらいがちょうどいいかもしれません。

 馬齢的には『競馬王1月号』でもnigeさんが書いていた通り、5歳馬がトップの成績を残しています。5歳馬は過去5年【2- 2- 1- 11/16】で人気になりやすいものの一番の複勝率を誇っていますので、軸には最適といえるかもしれません。近年穴として妙味があるのは8歳馬。昨年も10人気の1.ワンダーリーデルが2着に入ったり、20年にも9人気だった7.スマートアヴァロンが3着に粘るなど2年連続で馬券になっているのでねらい目かもしれません。8歳馬は近走オープンでも好走していることや東京のオープン競走でも実績を残している馬であれば十分にチャンスはあるでしょう。



2.距離短縮はツボ!?

 このレースに短縮で臨んでくる馬は過去5年【3- 2- 3- 11/19】で勝率15.8%、複勝率111%と安定しています。一般的に距離短縮馬は中団差しに回りやすくなるので、差し有利なレースと合いやすくなるのかもしれません。特に成績が良いのはチャンピオンズカップから出走してくる馬【2- 0- 2- 7/11】や南部杯、JBCなどG1(Jpn1)から短縮で出走してくる馬。その成績は【3- 0- 2- 7/12】で複勝率は41.7%、単勝の回収率は150%をゆうに超えています。一方延長で出走してくる馬はカペラS組が中心です。

 G1から出走してくる馬が中心になるということは少し間隔を開けているほうが好成績を残しているということになります。中5週から中9週の成績は【4- 3- 4- 28/39】で一番好成績。ただ中4週以内は【0- 0- 1- 25/26】と振るわないので軽視するほうがよさそうです。



3.逆らわず米国系を狙うのが吉のようです。

 この競走で一番強いのがミスプロ系。過去5年ではノンコノユメ(父トワイニング)やカフジテイク(父プリサイスエンド)で2勝を挙げています。逆にサンデー系は苦戦傾向で、昨年3着に入ったタイムフライヤーと18年に接戦の末2着に敗れたサンライズノヴァの2頭が入っているのみで、人気になっていても19年のサンライズノヴァが敗れたように苦戦を強いられるケースが多いようです。

 母父系に至っても米国ノーザンダンサー系や米国ミスプロ系の優勢は崩れません。唯一コパノキッキングが母父Halo系で成績を挙げている以外は米国系中心・・・となるのですが、母父系で注意したいのはロベルト系。過去5年で【0- 1- 2- 5/8】で勝ち鞍こそないものの、21年ワンダーリーデル(母父マヤノトップガン)や3着のタイムフライヤー(母父ブライアンズタイム)など堅実に走ってきます。ただ昨年は稍重馬場だったので少し特殊だったのかもしれませんが、ロベルト系の入っている馬には注意が必要でしょう。

 それでも基本的には米国系を狙っていくのがセオリーになりそうですね。



4.該当馬

 それでは根岸Sの該当馬を見ていきましょう。

3.モジアナフレイバー

まくり○ 馬齢△ 前走△ 間隔○ 血統○

 20年のフェブラリーS以来の参戦となる当馬ですが、黒船賞3着やJBCスプリント4着など中央馬と互角の戦いを繰り広げています。この馬は出遅れながらまくって勝った川崎マイラーズカップのように上がりを出して結果を残すタイプ。東京も合うはずです。南関ファンとしては馬券圏内が見たいですが、それも今回なら可能なはず!希望的観測こみでした。

5.オメガレインボー

差し○ 馬齢○ 前走カペラS○ 間隔○ 血統○

 血統的にはこの馬が一番良さそうですね。前走カペラSでは上がり2位の脚を使って3着、2走前の武蔵野Sも1位の上がりを使って3着と差しきれないレースが続きますが、共に中枠以降という東京の3枠5番という条件は神奈月S1着の実績がある通りアイルハヴアナザー産駒は内枠が得意なので今回は久々に得意条件が揃ったと見ていいでしょう。期待です。

8.タガノビューティー

差し○  馬齢○ 同距離△ 間隔○ 血統○

 距離変更がないのは今回怖いところですが、武蔵野Sは不利を受けても6着に入るなど成績は安定しています。今回は中枠になるので不利を受けなければ馬券圏内に来る可能性も高いのではないでしょうか。油の乗った明け5歳なので期待です。

9.ソリストサンダー

差し○ 馬齢△ 距離短縮○ 間隔○ 血統○

 米国ダンチヒ系で武蔵野Sの勝ち馬です。近走は外枠で結果を残しているので5枠は正直未知数ですが、前走は上がり3位と成績を残しやすいあがりでもあったので期待はできそうですね。人気になると思いますが馬券圏内に入る可能性は高いのではないでしょうか。