長距離は先行一番!? ステイヤーズS分析

 こんばんは、ヒデです。いよいよ12月。最初の重賞はロングディスタンスの長丁場、ステイヤーズステークスが施行されます。果たしてどのような傾向が出ているのでしょうか。今日も早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.先行できる馬が一番!?

2.秋の中距離G2がやはり好調に!?

3.長距離適性がそのまま結果に!?

4.該当馬




1.先行できる馬が一番!?

 過去5年の成績を見てみると、先行馬が圧倒的な数字を残しています。過去5年は【4- 3- 2- 6/15】で複勝率60%で単複の回収率は100%を大きく超えています。後方から差してくる馬は人気でないと厳しい成績と言って間違いないでしょう。また、差してきた馬はほとんど上り最速かつほとんどアルバートであることから考えるに長距離適性が頭一つ抜けていないと厳しいかもしれません。

 この競走は比較的外枠が優勢になっていますが、これは頭数的な問題もあるかもしれません。それでも7枠は過去5年【1- 3- 1- 5/10】で複勝率50%とかなり信頼できる成績になっています。特に1枠は不調で過去5年一度も馬券圏内にきてはいません(18年はアルバートが出走取消)。人気を背負って先行していた19年のオジュウチョウサン(4人気)も最終的に6着に敗れていることからも1番枠は軽視するのが良いのかもしれません。



2.秋の中距離G2がやはり好調に!?

 ステイヤーズSということもあって前走は2400m以上のG2重賞から出走してくる馬が優勢となっています。特にアルゼンチン共和国杯【3- 0- 2- 10/15】で複勝率33.3%、京都大賞典は【0- 3- 1- 7/11】で複勝率36.4%と馬券圏内に入った馬の6割がこの2重賞からのステップであることがわかります。今回の重賞ステップ&ローテは「秋の2400m以上のG2組」がポイントですね。また、前走がハンデ戦から出走してきた馬は過去5年5連勝中と絶好調です。人気にはなってしまいますが、それでも軸には最適といった傾向でしょうか。

 もう一つ狙いたいのは前走「丹頂S組」。前走アルゼンチン共和国杯組以外で2勝しているのはこの丹頂S組です。特に2019年のモンドインテロは6人気ながら1着になるなど人気薄の激走もあります。単勝回収率は200%と狙っていくには十分なレースかもしれませんね。丹頂Sは開催後半に行われることが多いですが、馬場の痛んだ札幌競馬場は冬芝と近いのかもしれません。

 一方昇級戦組は奮いません。過去5年前走3勝クラス以下で出走してきた馬の成績は【0- 1- 1- 12/14】で複勝率14.3%とそこkまで期待感はありません。唯一穴を開けたのは逃げたエイシンクリック。前走は京都2勝クラス(2400m)4着からの躍進でこれは狙うほうが難しいと思います。現在は京都開催もありませんので、格上挑戦や昇級戦組は少し割引が必要でしょう。



3.長距離適性がそのまま結果に!?

 血統傾向的にこのレースを狙っていくのは難しいですね。過去5年2勝しているアドマイヤドン産駒はアルバートによるもの。また、リッジマンが勝利したため、スウェプトオーヴァーボード産駒も成績好調となっています。ですが、ひとつポイントとしては「菊花賞&天皇賞春好走実績」がある種牡馬が有利になるかもしれません。その筆頭に挙げられるのがディープインパクト産駒。この競走でも過去5年8頭が出走していますが【1- 1- 2- 4/8】で複勝率50%となっており、単複の回収率は優秀な数値になっています(単勝156%複勝92%)。また、オルフェーヴル産駒も好調で【1- 1- 0- 1/3】で複勝率66.7%となっています。オルフェーヴル産駒は人気になりにくい傾向にあって昨年の覇者オセアグレイト(7人気)、昨年2着のタガノディアマンテ(8人気)はともに人気薄の先行馬でした。昨年2頭買っていたら馬連11100円と万馬券になっていたと考えると長距離はかなり得意な産駒が多いのでしょう。

 母父系はかなり多種多様ですが、基本的に中距離以上×パワー系が多い印象です。一番走っているのは母父ダンスインザダークで【2- 1- 0- 3/6】で複勝率50%。その他ブライアンズタイムなどパワーもあるような馬が好成績を残している印象です。



4.該当馬

5.アイアンバローズ

先行◎ 枠△ 前走〇 血統〇

 今年は人気しているオルフェーヴル産駒ですが、前走アルゼンチン共和国杯組のこの馬はかなりチャンスといえるでしょう。前走で好成績を残している京都大賞典ーアルゼンチン共和国杯とローテで組んでいるのは少し走りすぎなのかもしれませんが、距離を伸ばすにつれて成績を上げてきているのは好材料でしょう。

9.ボスジラ

逃げ〇 枠〇 前走〇 血統〇

 前走は逃げて大敗したアルゼンチン共和国杯でしたが、その前の丹頂Sでは先行して上り2位の2着。ステイヤーとしては理想的なローテを送っていると言えます。ここからのローテは気になりますが、それでもこのレースは期待値が高いといえます。父ディープインパクト産駒、母父ゴーンウエスト系なのでパワーという側面も大丈夫そうなので、期待してもいいでしょう。

12.ゴースト

先行〇 枠〇 前走〇 血統〇

 父ハーツクライも好調なこの競走、こちらも丹頂Sで3着と成績を残しています。アルゼンチン共和国杯は3番手追走で大敗となりましたが、これは差し有利のバイアスが強かったので、巻き返す可能性も十分と言えるでしょう。かわいい顔でまさしく「ゴースト」と言った感じですが、期待です。


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それでは!!

ヒデ