秋連戦で光が差す!? チャレンジカップ分析

 こんばんは、ヒデです。昨年は今年の大阪杯1着となったレイパパレが勝利したレースですが、このロング開催の阪神競馬場で行われる今年はどのような傾向になるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.先行有利となるでしょうか

2.秋3戦目×距離短縮が嵌りがち!?

3.まだまだ主流血統が譲らない!?

4.該当馬


1.先行有利となるでしょうか

 過去5年のこの競走を見てみると開幕週ということが多く先行馬が圧倒的に強い傾向にあります。昨年は11月から一か月開催が進んだレース段階での施行となりましたが、それでも先行馬が有利の展開になりました。これは阪神競馬場芝2000mのコースバイアスが如何に強いか表す事例といえるかもしれません。立川優馬さんが再三おっしゃっていることではありますが、阪神芝2000mはスタート直後に坂を上るコースのため、先行争いが落ち着き安い傾向にあります。そのため先行馬も道中が楽になっていくので先行馬が有利になりやすいというものです。先行馬は人気しやすいわけではありますが、人気を裏切りにくいのも特徴ですね。

 ただ逃げ馬は少し不調で、過去5年で馬券圏内に来たのは19年のトリオンフのみと軒並み馬券圏内まであと一歩というところで粘り切れていない印象があります。また、追込み馬も過去5年18頭いて3着が1回のみ、複勝回収率8%(17年2人気だったブレスジャーニーの3着のみ)とかなり低い数値になってしまっています。こちらも割引きが必要かもあしれません。



2.秋3戦目×距離短縮が嵌りがち!?

 競馬王10月号連動の「重賞ローテ&ステップ」も1月号が来週12月8日に発売されるため、連動するのは今週が最後となります。そんな今回のポイントは「秋3戦目×距離短縮」です。過去5年の成績を見てみると【2- 1- 1- 4/8】と複勝率50%であるということがわかります。過去2年は苦戦傾向ですが、17年には1着のサトノクロニクル(1人気)2着のデニムアンドルビー(5人気)が該当2頭で上位を独占するなどかなり決まっているパターンでもあります。夏頃から連戦している馬は成績を残しやすいため、馬券圏内に入っている馬はほとんど中4週から中10週の間だったことは注目するべき点ではないでしょうか。

 昨年は上り馬のレイパパレが勝利しましたが、全体的に見ると(リステッドを含む)オープン競走や重賞競走から出走してくる馬が圧倒的に有利です。三歳は特に良い結果を残しており、過去5年で4頭出走して1勝3着2回で複勝率は75%で優秀なのですが、ほとんどが菊花賞から参戦してきた馬。もう一頭は1人気に推されたレイエンダで前走セントライト記念2着からこの競走で6着に敗れています。セントライト記念などの世代戦ステップレース組はすこし割引が必要かもしれません。前走は1800m~2400mの馬を狙っていくのがよさそうですね。



3.まだまだ主流血統が譲らない!?

 この競走で過去5年複数称した産駒はいません。ハーツクライージャスタウェイのラインが親子で2勝挙げているくらいです。それでもキングカメハメハ産駒とディープインパクト産駒、それにTサンデー・Pサンデー系以外は勝利していないといかなり偏ったレースになっています。また、父系ノーザンダンサー系であった場合は母父系にサンデー系が入っていることがもはやマストで、昨年3着になったハービンジャー産駒のヒンドゥタイムズ(母父ディープインパクト)、19年2着だったタートルボウル産駒のトリオンフ(母父ダンスインザダーク)はともにサンデー系が入っていました。一方入っていない産駒だと、19年12着テリトーリアル(父Teofilo、母父 Street Cry)や18年11着のダッシングブレイズ(父Kitten's Joy、母父Honour and Glory)など他の競走では馬券圏内に入れるような馬たちが大敗していることを考えるとかなり主流血統バイアスの強いレースと言うことができるでしょう。

 基本的には先行できる主流血統から狙っていくのがよさそうです。



4.該当馬

(50音順の記載となります)

 それではチャレンジカップの該当馬を見ていきましょう。

ジェラルディーナ

追込み△ 明け4戦目△ 連勝中〇 血統〇

 モーリス産駒、母ジェンティルドンナという超良血馬がついにオープン競走に初挑戦。昨年のレイパパレも連勝中と勢いがありましたから、連勝中の上り馬は無下にはできないでしょう。気になるのは脚質で、毎回後方からの競馬になりがちなところが非常に気になります。連勝中で無視できないとは言え、軸に据えるのも難しいかなという印象です。

マイネルウィルトス

差し〇 明け2戦目〇 距離短縮〇 血統△

 血統的にはそこまで推すことはできない1頭ですが、今年はまさに「ミルコ×ラフィアン」コンビはかなり信頼できる数値を残し続けています。この馬に関しては中団前目に付けて先行することができればチャンスは十分にあるのではないでしょうか。人気して4着・・・なんてことはやめてほしいですね。

マイネルフラップ

先行なら〇 明け3戦目〇 同距離〇 血統〇

 内枠に入れば一気に穴候補になるのがこの馬です。少しこの秋は不調気味。それでもこちらもロング開催となっていた春の阪神開催で施行された大阪城Sでは15人気ながら3着に激走するなど内枠での破壊力ははかり知れません。今回も内枠で人気しないのであればあの時の再来を狙ってみるのもありですね。


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それでは!!

ヒデ