先行VS捲り勃発!? 浦和記念分析

 こんばんは、ヒデです。明日は勤労感謝の日ということで浦和競馬場では今年最後の浦和交流重賞、浦和記念が開催されます。2000m戦ではいったいどんなレースが展開されるでしょうか。早速見ていきたいと思います。それでは本日もよろしくお願いします。


< 目次 >

1.3コーナーで捲れないと厳しいようです。

2.前走は交流重賞強め。それでも先行できればOK!?

3.米国系は外せないポイント、ワンペースで押し切れるのは!?

4.該当馬




1.3コーナーで捲れないと厳しいようです。

 浦和競馬場は直線コースがそこまで長くありません。その長さは園田競馬場や水沢競馬場とほぼ同程度となっています。そうなると前有利になるのは致し方ありませんね。やはり直線の短いコースでは派手な差し切りというのは決まりにくい傾向にあります。過去の浦和記念を見てもその傾向は確かで、4角5番手以内に入らなければ厳しい傾向にあります。これは注意する必要がありそうですね。

 それでも必ずしも先行する必要はないところもポイントです。浦和競馬場で差しを決めるためには「3角からの捲り」を行う必要があります。これは直線が短いので3角辺りから徐々に捲り始めて直線で先頭を捉える戦法です。浦和競馬場で差し切るためにはこれしかない傾向だと考えています。最たる例が昨年のウェスタールンド。道中最後方を追走し、2周目の向こう正面から一気にスパート。先団を捉えるかと思いましたが、そこからは伸びを欠いて並ぶまででした。やはり前にいたほうが有利な競馬場と言えるでしょう。



2.前走は交流重賞強め。それでも先行できればOK!?

 前走を見てみると群を抜いて多いのがJBCクラシック組と日本テレビ盃組、それに白山大賞典組。しかしこの該当馬が今年は白山大賞典を制したメイショウカズサ一頭に留まっているのは少しさみしいところです。それ以外のローテーションで馬券圏内に入った馬と考えると昇級戦組が良いかもしれません。2017年は昇級組だった5人気のマイネルバサラが見事捲り切り最後は6馬身差の快勝だったように、適性さえあればというところではないでしょうか。それでも先行もしくは捲れればというバイアスが非常に強いので、そのあたりに対応できる馬がまず有利と見るべきですね。形の近い船橋競馬場などで好走している馬には注意が必要でしょう。

 所属で言えばJRAと南関東の一気打ちと言った格好になっています。特に前述の2017年にはジャパンダートダービーを制したヒガシウィルウィンが秋の初戦にこのレースに出走2着になるなど実力のある馬が出走する場合は一応抑えておくのがベターですね。今年は南関東重賞の常連が参戦、JRA勢のメンバーが手薄ということもあってチャンスは拡大中かもしれません。



3.米国系は外せないポイント、ワンペースで押し切れるのは!?

 浦和競馬場では一昨年より最終レースで2000mの競走を施行することが多くなってきました。そこで浦和記念だけでなく、過去1年の浦和2000mでの血統傾向を見てみるとやはり持続力が重要になってきます。なかでも米国系で中距離を走れる種牡馬はとても優秀な成績を残している場合が多いです。APインディ系や中距離ミスプロ系(アメリカンファラオ産駒やアイルハヴアナザー産駒など)が特に好調ですね。これらに似た種牡馬を狙っていくのが良いかもしれません。

 雨が降っていた本日の開催で好調だったロベルト系にも注意が必要かもしれません。ロベルト系は一度嵌ると一気に馬券圏内に来ることが多い系統ですので、それまでのレースで複数頭ロベルト系が馬券になっているようでしたら狙っていくのもよさそうです。ただ、今回の浦和記念では該当馬がいないのでその他のレースで狙っていくことになりそうですね。



4.該当馬

 それでは浦和記念の該当馬を見ていきましょう。

1.メイショウカズサ

先行〇 前走〇 血統〇

 死角がなさそうなのはこの馬です。今年はメンバーの中では一番の実績を残しています。前走白山大賞典も不良馬場の2100mを逃げ切っての一着。カジノドドライヴ産駒ということもあって血統的にも問題はなさそうですね。今年の最右翼候補になりそうです。

2.メイショウダシン<ヒデのイチオシ>

先行〇 前走△ 血統〇

 トランセンド産駒ということで血統的には問題なさそうです。特に母父のアドマイヤマックスは父として浦和記念2勝のケイティブレイブを輩出しているので父、母父ともに問題はなさそうです。日本テレビ盃でも3着になっている通り、地方競馬とも相性は大丈夫そうなことに加えて鞍上は先行できる幸騎手。今年はこの馬に期待したいところですね。メイショウの「そっちかい!」はみやこSでもありましたからそれに期待です。

5.ウェスタールンド

差し△ 前走〇 血統〇

 昨年と同じ競馬ができれば。という注文付きですが、それでも実績は尊重したいところですね。Dサンデー系のネオユニヴァース産駒なので、このちょっと休みが心配ではありますが、調教から考えると少し心配は残りますが、紐には入れたい一頭です。

7.タービランス

先行捲り〇 前走〇 血統〇

 今回の地方勢はこちらをピックアップ。川崎記念4着とJRA勢とも互角に争える一頭です。前走はここ浦和競馬場の2000m重賞(SⅢ)埼玉新聞栄冠賞を1着、ハイランドピークを3馬身ちぎっての勝利でした。左回りの重賞であれば南関東随一の実力を誇るだけに、今回も期待したいと思います。母父のTheatricalはヌレイエフ系なので持続面も大丈夫そう。後はしっかり先行してJRA勢の間に割って入れるか。それが勝負でしょう。


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浦和は5000人を上限に抽選なしで入れるそうです。明日は勤労感謝の日なので遊びに行けたらいいなと思っています。