ミスプロの差し馬穴を連れてくる!? シリウスS分析

 こんばんは、ヒデです。関東地方では本日台風が接近し大雨に。台風が右側を通過したことから非常にひんやりとして今日だけを見ると「秋」本番になってきたという感じもします。そんななか今週末は秋競馬の初のG1競走が行われるということで競馬界も秋本番と言ったところですが、ダートも来月のJBC、冬のチャンピオンズカップに向けて重要な通過点を迎えています。そんなシリウスSを本日も分析したいと思います。中京開催二回目、果たしてどんな馬が有利に働くのでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.中京に替わって差し傾向が顕著に!?



2.始動戦>夏を叩いた馬。妙味は夏を連戦した馬

3.ミスプロ系の血に注目です。

4.該当馬


1.中京に替わって差し傾向が顕著に!?

 阪神開催時には前残りが非常に多かったシリウスS、阪神開催だった過去4年で差してきたのは不良馬場開催の18年オメガパフュームとウェスタールンド、良馬場で唯一差してきたメイショウスミトモのみでした。しかし、昨年は1~3着すべてが差し馬という極端な競馬となりました。昨年は良馬場、それだけにコースバイアスが非常によく出ていたとも言えます。この中京ダート1900mは差しが決まりやすく、過去3年良馬場での該当コース差し勝率6.6%複勝率22.4%は中京競馬場ダートの中では高い数値になっています。そのため、このコースは差しが決まりやすいと言えるでしょう。今日配布開始の競馬王新聞を見てみても先行馬が多くミドルペース以上で流れそうなことから差し馬は他のダート重賞よりもプラスに見ていくのが良さそうです。

 ただ前走の上りはそこまで重要ではないようでなので、どちらかというとこのレースで上りを出せるかが重要ですね。



2.始動戦>夏を叩いた馬。妙味は夏を連戦した馬

 やはり秋競馬の序盤と言うこともあって中10週~25週の春競馬を戦い夏休みを取った馬が優勢です。中10~25週の成績は【4- 2- 2- 20/28】で、一番の成績を残しています。かといって連戦している馬はダメかと言われればそうでもなく中5~9週も堅実に走っており【0- 2- 3- 19/24】で複勝回収率は前述の中10週~25週と大差はありません。しかし、明け2走目の馬には注意が必要で、過去5年【0- 0- 0- 12/12】で一頭も馬券内に入らず。この中には19年1人気のタイムフライヤーなども含まれており、危険と考えても差支えないでしょう。ただこれが3走目になると成績も回復するので、2戦目だけ軽視する方法も有効そうです。

 前走レースで見てみると、意外にも中央重賞から臨んできた馬は【0- 0- 2- 9/11】でほとんど馬券になっていないことがわかります。一方で交流重賞から臨んできた馬は【3- 0- 0- 5/8】とそこまで悪くないので、軸にするならば交流重賞で臨んできた馬ということになりそうです。特にJDDから臨んできた馬は4戦2勝なので、中でも注目といえるでしょう。

 逆に好走しているのは前走オープン組。オープン戦は【2- 3- 3- 37/45】と数値だけ見ると微妙ですが、多くの馬が馬券内に飛び込んできているのもまた事実です。特に前走中央場所や明け3戦目の馬には妙味がありそうです。昨年も前走阪神の三宮Sから参戦したサクラアリュール(2着)と新潟から参戦した明け3戦目のエイコーンがそれぞれ人気薄ながら好走しています。前走中央場所または明け3戦目かつ前走オープン競走出走馬には要警戒です。



3.ミスプロ系の血に注目です。

 中京に移っても変わらないのはこの競走とミスプロ系の活躍です。父系または母父系にミスプロ系の血が入っているが過去5年の出走15頭中11頭に入っていました。特に昨年はこの傾向が加速しており、3頭ともにミスプロ持ち。この傾向は今年も注目でしょう。

 中距離と言うこともあって、やはり中距離の持続系が優勢になっており母父はキングマンボ系やロベルト系、ブラッシンググルーム系などが阪神時代は好走していました。フリオーソ系は昨年のエイコーンも該当しているので、やはり持続系が優勢になっているといえるかもしれません。

 今年は共に道悪でしたが、中京で行われたダート重賞はともにオーヴェルニュ(父スマートファルコン)が勝っているように、中京競馬場ではダート適性を強く求められる傾向にあると言っても差し支えないのではないでしょうか。明日も「ダート適性」すなわち米国系の血には要注目です。



4.該当馬

 それではシリウスSの該当馬を見ていきましょう。

6.ゴッドセレクション

脚質〇 間隔〇 前走〇 血統△

 血統は少し微妙ですが、今回のローテは気にならざるを得ないですね。人気になりそうなので、そこまで期待できないかもしれませんが、ローテを見れば買いでしょう。

7.アナザートゥルース

脚質〇 間隔〇 前走G3△ 血統〇

 アイルハヴアナザー産駒でこの距離は一度の敗戦で無視してしまうのも難しい感じがします。休み明け書記ということでリフレッシュがこの馬にどこまで影響がでるか、そこが一番の問題ではないでしょうか。松山騎手は先行策に出ると思うので、先行勢でも後ろのほうにつけられれば面白くなりそうですね。

10.ハヤヤッコ

脚質△ 間隔〇 前走OP◎ 血統〇

 堂々の本命候補になるのではないでしょうか。追込みというのがややマイナスであるものの、先行勢が多いこのレースでは意外とチャンスがある可能性も高いですね。今回の短縮は成績が悪いのでそこが一番の問題ですが、逆にそこさえクリアしてしまえば馬券内は硬そうですね。

12.サクラアリュール

脚質△ 間隔〇 前走OP〇 血統〇

 昨年2着とこの競走とは相性の良いこの馬も注目の一頭でしょう。延長は得意、ミスプロ持ち、ゴールドアリュール産駒、、、買いたい要素はたくさんありますが、「どこに付けるか」という位置取りがこの馬にとっても勝負になってきそうですね。


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それでは!

ヒデ