上り勝負だ!主流血統だ!? アルテミスS分析

 こんばんは、ヒデです。昼と夜の寒暖差が激しくなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。本日は明日東京競馬場で行われる2歳重賞、アルテミスSを分析していきたいと思います。この競走からは今年のクラシックを騒がせたソダシ、GⅠ4勝のラッキーライラックや海外G1を制したリスグラシューなどが勝利しており「出世レース」となっています。果たして今年はどの馬が有利になっているのでしょうか。早速見ていきましょう。本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.中盤スローの上り勝負!

2.休み明けが圧倒的も穴で狙うなら!?

3.上り勝負だ主流血統だ!?

4.該当馬


1.中盤スローの上り勝負!

 東京マイル重賞は再三紹介していますが「ミドルペース」で進みやすいコースです。しかし、この2歳重賞では少し状況が異なります。中弛みのおきやすいレースが展開されているのです。それだけに相対的に有利になるのが上りを使える馬と逃げ粘る馬。それが顕著だったのが2019年で、このレースでは前半2F目に11秒台に突入して以降3Fは12秒台で推移。最後の3Fは11秒台の典型的な「中弛みラップ」でした。結果は追い込んだリアアメリアが1着、2・3着のサンクテュエールとビッグインバイオは共に先頭・2番手でレースを進めていた馬が馬券圏内に入ってくるなど前と後ろではっきり決まったレースでした。基本的には前が有利ですが、上りを使える馬には要警戒。過去5年で上り1位を出した馬は連対を外していません。

 上りを出せる条件を見てみると、なんと昇級の馬のみでした。新馬戦と未勝利戦で上り1位または2位を出した馬がそのまま上りを継続して出しているという結果になりました。また、札幌や新潟で勝った馬はいいですが、前走上り1・2位×中山・中京という馬は成績が残せていません。ここには注意したいところです。



2.休み明けが圧倒的も穴で狙うなら!?

 毎度恒例の『競馬王10月号連動』重賞「ステップ&ローテ」です。このレースではやはり休み明けが圧倒的で、休み明け(中10週以上)の馬は過去5年で【3- 2- 0- 16/21】で数字はそこまで圧倒的ではありませんが、平均着順が5.6着と馬券外でも善戦していることがわかります。リフレッシュして狙って出走してきている馬がやはり上位のようです。新馬を勝って狙ってきている馬は注文通りに走っているというところでしょうか。

 穴として面白いのは「中3週」組。出走頭数が少ないのですが、その中で【0- 2- 1- 3/6】で複勝率50%。17年逃げて2着だったサヤカチャンがまさしくそのパターンで、13人気ながら馬券圏内に激走しています。特に人気になっている中3週は軸としても優秀なので、あえて狙ってみるのが良さそうですね。



3.上り勝負だ主流血統だ!

 上り1位の馬が全連対中のレースにふさわしく、上り勝負ならお任せあれと主流血統が幅を利かせています。一番活躍しているのはやはりディープインパクト産駒で、過去5年【2- 2- 1- 5/10】の複勝率50%。特に上りを出せた5頭の内3頭はディープインパクト産駒という上り勝負を得意としている種牡馬らしい成績に。ただ後傾種牡馬は馬券圏内に入っていないのは気になるところでキズナ産駒は善戦はするものの2頭出して全敗など今後に期待というところなのでしょうか。

 その他の種牡馬で複数頭だして成績を残しているのはクロフネ産駒にみですが、今年は出走していません。それ以外となると連帯するならばキングマンボ系またはTサンデー系、3着に入るのであればロベルト系や米国血統でも大丈夫と3着になるにつれて種牡馬のバライティーは富んできます。それでもTサンデー系+ディープインパクト産駒は圧巻の強さを誇っているので、この辺りと中心に考えたいのですが今年はTサンデー系の出走もなく厳しい年に。ならばミスプロ系とロベルト系のどちらかを狙うのがいいでしょう。

 母父に入っているのは圧倒的にミスプロ系が優勢です。ミスプロ系が過去5年で4勝しています。母父に入るとサンデー系を除いたヘイルトゥリーズン系は不振気味なので、Tサンデー系が出走していない今年は「ミスプロ系」に注目です!!



4.該当馬

それではアルテミスステークスの該当馬を見ていきましょう。

1.シゲルイワイザケ

上り〇 前走△ 間隔◎ 血統△

 こちらはエピファネイア産駒。内枠に入ったので正直未知数です。それでも中3週に入った注目馬、間隔だけは激しく推せる一頭ではないでしょうか。先行する形を取ることが多いので、今回は馬群に包まれる前に進んでいい位置をキープしていきたいところでしょう。



4.シンティレーション

上り◎ 前走◎ 間隔〇 血統〇

 キングマンボ系、前走上り最速、前走逃げて短縮と条件は揃った感じはしています。現状人気はありませんが、横山武史騎手は先週の菊花賞でも思い切って逃げに振り切ったので、ここでも逃げると思います。ロードカナロア産駒はマイルが一番得意な距離帯であるので、期待大ですね。

6.フォラブリューテ

上り◎ 間隔〇 血統△

 血統以外の条件はほぼベストな形で臨んできたと言えるでしょう。新潟の新馬戦で1頭33秒フラットという時計を出して0.7秒差の快勝、今回はルメール騎手に乗り替りになります。間隔はいいですし上りは出せているので当然注目の一頭になることは間違いありません。母父アドマイヤベガが嵌れば死角はないでしょう。


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思いましたが、該当馬の馬券内独占ってあった記憶が薄いんです。そろそろお願いしたいところですね。(笑)

それでは!

ヒデ