頑張れ日本馬!凱旋門賞勝利の算段は!?

 こんにちは、ヒデです。この記事は「凱旋門賞に出走する日本調教馬を応援する」記事になっています。凱旋門賞の分析記事はこちらをご覧ください。頑張れ日本馬!それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.出走する日本関連馬

2.日本馬が活躍しやすい条件とは!?

3.頑張れ日本!






1.出走する日本関連馬

 まず前提として今年出走する日本関連馬のプロフィールなどを確認していきましょう。



・クロノジェネシス 牝5 O,マーフィー58.0

父:バゴ(凱旋門賞馬)

母:クロノロジスト

母父:クロフネ

通算15戦8勝 主な勝ち鞍有馬記念(‘20)

 グランプリ3勝を含むG1・4勝馬が満を持しての海外G1制覇を狙います。春に遠征したドバイシーマCでは惜しくもミシュリフにクビ差で敗れ2着。世界の高い壁にあと一歩まで迫りました。国内では宝塚記念を叩いてこの舞台に臨んできました。父が制した舞台で親仔制覇を狙っています。



・ディープボンド

父:キズナ(凱旋門賞4着馬)

母:ゼフィランサス

母父:キングヘイロー

通算13戦4勝 主な勝ち鞍ニエル賞(‘21)

 国内では京都新聞杯と阪神大賞典のG2を2勝したに留まりますが、それでもパリロンシャン競馬場で行われた前哨戦フォワ賞(G2)ではしっかり逃げの手を打ち最後まで走り切りました。前哨戦の勢いそのままに連勝で世界最高峰の舞台へ臨みます。



2.日本馬が活躍しやすい条件とは!?

 1969年にスピードシンボリが参戦して以降数々の挑戦を続けてきた日本調教馬。2020年終了の時点で25頭が挑戦しているものの最高位2着(4回)と勝ち切れていません。2012年にはオルフェーヴルがあと一歩まで詰めよりましたがそれでも届きませんでした。それでも非欧州調教馬では最高位を記録するなどあと少しのところまで肉薄している過去3頭の2着馬。どんな共通点があるか探ってみましょう。

 過去凱旋門賞で掲示板に入った5頭(3着入線後失格になったディープインパクトを含むと6頭)には共通点があります。それはフランスの前哨戦で1着になっていると言うことです。これは1999年2着になったキングマンボ産駒のエルコンドルパサー(フォワ賞1着)からずっと続いている傾向であります。唯一前哨戦に勝って馬券内に入れなかったキズナはニエル賞を叩いたのでフォワ賞を叩いたディープボンドは期待できるかもしれません。これは分析記事でも書きましたが、本番の前にロンシャン競馬場をたたく「ロンシャンアドバンテージ」があるといっても過言ではないでしょう。




3.欧州G1の血を信じるべし。

 やはり必要なのは父系、母父系に欧州G1馬の勝利していることが最低条件のようです。日本調教馬で2着に入ったの血統を見てみると

1999年エルコンドルパサー→父キングマンボ英2000ギニー勝利

2011年ナカヤマフェスタ→母父3代前Ribot凱旋門賞勝利

2012・13年オルフェーヴル→母父5代前パーソロン凱旋門賞勝利

 もちろんそれが入っていてもゴールドシップ(母父5代前パーソロン)やキングジョージ6世&クイーンエリザベスS馬を父に持つハービンジャー産駒の2頭(ディアドラ、ブラストワンピース)は共に馬券内に来ていないため、一概には言えませんが、特に凱旋門賞勝利した種牡馬が父系や母父系に入っているとこの影響力も増していっている印象も受けます。今回の2頭を見て見ると

クロノジェネシス→父バゴ(2011年凱旋門賞勝利)

ディープボンド→母父3代前ダンシングブレーヴ(1986年凱旋門賞勝利)

 と2頭ともに凱旋門賞勝利した種牡馬が父系、母父系に入っています。これは大きなプラスになっています。血統面を見ていると本当に今年の出走馬2頭には期待値が高いと判断することができそうですね。



3.頑張れ日本!

 ヒデ個人的な意見を言うとフランスで行われた前哨戦フォワ賞を勝って臨んでくるディープボンドは本当に楽しみです。父キズナ、祖父ディープインパクトは共に入線時5着以内になっていますので、まさにディープボンドの勝利は日本調教馬にとって「悲願」。期待せずにはいられませんね。ノースヒルズは昨年のコントレイルが三冠馬となったように、日本競馬界に大きなサプライズを見せてくれています。日本競馬界の悲願をノースヒルズが達成してもおかしくないです。

 もちろんクロノジェネシスも期待大ですよね。もともと日本ではなかなか活躍馬を出しずらいバゴ産駒ということで、アイビーSでは3人気、牝馬三冠ロードで一度も1人気にならないなど、低い評価を受け続けていましたが牝馬三冠は全戦3着以内&その後G1・4勝。牝馬として初めてグランプリ3連覇を達成しています。そんなバゴ産駒のクロノジェネシスにとってフランスの凱旋門賞勝利は父からの至上命令ともいうべき「大命」であります。きたせずにはいられません。

 2頭ともに馬券を買って応援したいと思います。頑張れ日本馬!!


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本当に頑張ってほしいですね。

それでは!

ヒデ