高速上り得意な産駒で一攫千金!? 京都大賞典分析

 こんばんは、ヒデです。本日は阪神競馬場で開催される京都大賞典を分析したいと思います。阪神競馬場で行われるのは94年以来3回目。開幕週ということで傾向とずれてしまう可能性がありますが見ていきたいと思います、それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.芝は綺麗で前有利!

2.前走G1が中心に!?

3.高速上りでの実績が一番のようです。

4.該当馬




1.芝は綺麗で前有利!

 やはり開幕週ということもあって先行馬有利の結果が出ています。過去5年の先行馬は【3- 2- 1- 13/19】で複勝率は31.6%と高水準。単複回収率は100%を超えているハイアベレージです。単勝回収率は400%を超えていますがこれは2019年にドレットノータスが90.7倍で押し上げたもの。それでも「馬券圏内」に一番近い脚質は先行といえるでしょう。

 芝が綺麗ということで、上り順位も順位に直結。上り3位以内でほとんどが決着します。前走でもそうで、上り3F【1- 2- 2- 7/23】で複勝率41.7%と安定しています。特に昇級戦で臨んで来た×上り1位の組み合わせは圧巻で【0- 1- 1- 0/2】で現状複勝率100%。該当の2頭(20年のシルヴァンシャー、19年のレッドジェノヴァ)は共に5人気以内になっています。上り1位は昇級、重賞関係なく要警戒です。



2.前走G1が中心に!?

 ここからは毎度お馴染『競馬王10月号』連動ローテ&ステップのコーナーです。このレースで一番成績を残しているのが前走G1競走。過去5年で【3- 3- 3- 14/23】で複勝回収率87%の好成績です。特に宝塚記念から参戦してくる馬は特に強く過去5年で【3- 1- 3- 6/13】で勝率23.1%、複勝率は53.8%のハイアベレージ。同大阪杯も【0- 1- 0- 1/2】複勝率50%で前走阪神競馬場で行われたG1競走から参戦してくる馬には要警戒です。今年は阪神競馬場で行われるので、余計にこの傾向が強くなりそうです。

 ちなみに前走阪神競馬場の成績は【4- 2- 4- 8/18】で勝率22.2%、複勝率55.6%なので、要注意です。阪神競馬場以外から参戦してくる馬は基本的にL競走以上。昇級戦×阪神競馬場以外は軽視するのが良さそうですね。また、中5週以上しか馬券圏内に入れていないので注意したいところ。

3.高速上りでの実績が一番のようです。

 こちらも開幕週ということもあって休み明けや上りが早くなっているため、どうしてもスピードを活かせる産駒が活躍しがちです。特に活躍しているのはディープインパクト産駒【3- 0- 1- 12/16】で複勝率25%、ルーラーシップ産駒【0- 2- 0- 2/4】で複勝率50%など、上り34秒台以下で成績を残せている馬がポイントになりそうです。先行できる産駒も調子がよく、シンボリクリスエス産駒は【0- 1- 0- 1/2】で複勝回収率170%、アドマイヤドン産駒も【0- 1- 1- 2/4】でこちらも複勝率142%で普段先行する産駒が多い印象のある産駒も先行馬が有利のレースですので、複勝率が高くなる傾向にあります。

 母父も合わせるとサンデーサイレンスが入っていない馬は過去5年で一頭も馬券圏内に入っていません。母父サンデーサイレンスは【1- 2- 0- 7】、フジキセキ産駒は【0- 1- 0- 1/2】、ディープインパクト産駒は【0- 1- 0- 0/1】でここまでの母父は複勝率40%超&複勝回収率100%超を記録しています。このレースに限って言えばサンデーサイレンスの血はとんでもない安定感と言えるでしょう。



4.該当馬

 それでは京都大賞典の該当馬を見ていきましょう。

4.モズベッロ

差し△ 前走◎ 上り〇 血統〇

 昨年の宝塚記念では大金星の3着、今年の大阪杯でも穴を開けて2着。非常に惑星として成績を残している馬です。前走宝塚記念では凡走してしまいましたがそれでも今回は注目の産駒になりそうですね。ディープブリランテ産駒は芝2400mは得意で、延長・短縮共に好成績を残しています。この2400mのような距離ではけして無視できる産駒ではないので注目でしょう。

11.キセキ

先行〇 前走◎ 上り△ 血統〇

 重賞2勝目が非常に遠くもどかしい競馬が続いているこの馬ですが、ついにそのチャンスがめぐって来そうなのはこの馬です。前に行きそうな馬が少ない今回はねらい目で、延長の2400mもルーラーシップ産駒全体の成績をみても上位。この馬自身も昨年に上り最速で2着に入っている通り、この距離も大丈夫そうですね。和田騎手は先行が得意なほうなので、しっかり先行策を取れば良い成績もまた来そうです。

惜しくも該当しなかったものの面白そうな穴馬は『競馬王編集部の重賞予想』内で発表!ぜひ併せてごらんください。


競馬王10月号【好評発売中!!】

10_2

10月号の特集テーマは「プロが実践する回収率爆上がりローテ&ステップ」です。アーモンドアイの登場以降、顕著になってきたローテーションの在り方。馬はレースを使う際、間隔を空けた方が良いのか、詰めた方が良いのか。ステップレースは踏まない方が良いのか、踏んだ方が良いのか。豪華執筆陣が自身の考えや実践術をレクチャーします!

[巻頭企画]

Road to JBC
豪華2大インタビュー 吉原寛人×古谷剛彦 仲野光馬×山崎エリカ
JBC過去データから占う攻略ポイント

ご購入はこちらから!→ https://www.amazon.co.jp/dp/B09DMP9LX8


競走馬の適性を5つに分けて激走を見抜く! 脚質ギアファイブ(好評発売中!)

91x4e1qmml_2

【個々の競走馬の脚質(得意パターン)をギアに見立てて馬券で狙う戦術】
競走馬には、ハイペースに強い馬や、スローペースに強い馬、或いは短い距離に強い馬や、長い距離に強い馬など、様々なタイプが存在します。どんなレース展開であろうと、どんな距離であろうとへっちゃら…というような完全無欠の馬は殆ど存在せず、たいていの馬は自分が得意とする条件でのみ好走を果たすものです。
本書は、各馬が必ずもちあわせているそういった馬の脚質タイプ(ギア)を、過去走から見抜き、適宜、得意条件で狙い撃つ(的中を収める)ところまでを一から解説した一冊です。
ギアに関する説明はもちろん、馬場の見方、芝馬とダート馬の特性の違い、競馬の根本的構造についてなど、馬券力をあげる上で必要不可欠な話も深堀りして解説。巻末データには、全競馬場全コース対応の「適合ギア一覧」を収録。
豊富な知識を得て、確実に馬券力がアップする、充実の内容となっています。

ご購入はこちら!


無料メルマガ配信中!

最新刊情報から先週の的中報告、競馬王チャンネルコンテンツの無料公開も!?

毎週お得な情報が届くメルマガは毎週金曜日(20時~21時頃)に配信しております。こちらに空メールを送るか、こちらから受信希望のメールアドレスをご登録してください。


競馬王新聞配布中

10月から競馬王新聞配信開始!独自データ満載の競馬王新聞をぜひごご活用ください。

ダウンロードペはこちらから日付を選択のし、ダウンロードを押してください。PDFでのご提供となります


京都大賞典といえば近年ではドレットノータスの大激走。当日に東京競馬場にいましたが、場内が唖然とした雰囲気で蔓延していました。あのおかげで競走全体の単勝回収率も100%超えということで荒れている感じもします。今年は果して・・・

それでは!

ヒデ