開幕週だからこそリーディング上位!? 紫苑S分析

 こんばんは、ヒデです。本日は秋競馬開幕戦の3歳牝馬重賞。紫苑Sを分析をしていきたいと思います。秋華賞に直結することも多い重要な重賞、果たしてどんな馬が活躍していくのでしょうか。


< 目次 >

1.芝が綺麗・・・だからこそ上りが重要になる!?

2.やはり前走優駿牝馬組が優勢。上り馬の注目ポイントは生産者!?

3.リーディング種牡馬がやはり強い競走に。

4.該当馬



1.芝が綺麗・・・だからこそ上りが重要になる!?


 秋の中山開催は野芝開催。豪快な差しが決まりやすいレースになりやすいかと思いきや開幕週の芝が綺麗なこともあって基本的には先行有利。過去2年は特にその傾向が強く出ており、4角4番手以内の馬が馬券圏内に残っています。また、過去2年は上り最速を出した馬が馬券圏内に届いていないのも先行有利に加速しているのではないかと考えられます。過去5年間に広げて傾向を見てみても4角10番手以下から馬券圏内に届いた馬は【1-1-1-14】で届いた穴馬はすべて4番人気以内。穴馬は先行馬を探して行くのが良いでしょう。

 また綺麗な芝ということで気になるのは「枠別の成績」です。内枠が好成績になるのかと言えばそうでもなく、8枠が一番の成績を残しています。8枠は過去5年で【3-1-2-7】で複勝率は驚異の46.2%。昨年2着のパラスアテナは10人気ながら4角4番手から粘るなど、意外と外のほうがいいようですね。中枠の成績もよく、4枠【0-1-2-7】5枠【1-1-0-8】で5枠からは昨年の覇者マルターズディオサも出ています(5人気)。中枠以降の方が成績が上がりそうですね。

 余談ですが、4角2桁順位から連対した馬は過去5年2頭。16年2着ヴィブロスと17年1着のディアドラです。この2頭はその後の秋華賞で勝利していることから、2桁着順から連対する馬が現れた場合秋華賞では要チェックです。



2.やはり前走優駿牝馬組が優勢。上り馬の注目ポイントは生産者!?

 ここからは競馬王10月号と連動して重賞「ローテ&ステップ」でお送りします。さて紫苑Sはやはり前走優駿牝馬組が有利です。過去5年で【 2- 2- 3-15】と複勝率は30%を超えています。その中でも前走で1秒以上負けた馬は巻き返していないので、優駿牝馬組×前走着差1秒以内というのが一つのポイントになっていくでしょう。なお延長は【0‐2‐2-33】で、人気が中心。なお、延長で人気薄が来たのは前述のパラスアテナでした。人気薄の延長組は基本的には割引が必要でしょう。

 そして上り馬で一番好走している条件は「ノーザンファーム生産×5~9週」。このパターンで好走しているのは19年のパッシングスルー(中9週、1勝クラス福島芝2000m)や17年3着ポールヴァンドル(中9週、1勝クラス函館芝1800m)が該当しています。今年もノーザンファーム生産馬×中9週の馬に期待したいですね。



3.リーディング種牡馬がやはり強い競走に。

 過去5年で一番勝利しているのはハービンジャーで2021年のリーディング15位ではありますが、それ以外の3勝は共にリーディングTOP5でした(ディープインパクト、ルーラーシップ、キズナ)。特にルーラーシップ産駒は【1-2-0-6】で複勝回収率は120%を記録しているなど活躍しています。何度も登場しているパラスアテナもルーラーシップ産駒だったことを考えるとやはり相性が良さそうです。それ以外にも19年は1着パッシングスルー、2着のフェアリーポルカもルーラーシップ産駒であるなど近年先行が有利になることと比例してルーラーシップ産駒が好調になっていることから、今年もルーラーシップ産駒は注目です。

 母父を見てみると好調奈のがクロフネ。馬券になっている馬は基本的に米国系であることからやはりスピードが求められるような馬場になっている様ですね。

 父系を見る際は「日本で活躍しているリーディング種牡馬」に大注目です。



4.該当馬

 それでは紫苑Sの該当馬を紹介していきたいと思います。

 

1.スルーセブンシーズ

先行〇 前走優駿牝馬組〇 血統〇

 母父クロフネということに加えてミモザ賞では4角4番手で伸びて1着に。ドリームジャーニーはリーディングTOP20には入っていませんが中山競馬場芝2000mは通算で【1‐2‐3‐12】で複勝率33.3%とまずまず。内枠の中でも1枠はそこまで悪くないので着狙いならいいでしょう。

13.ハギノピリナ

差し△ 前走優駿牝馬〇 血統〇

 オークスで番狂わせを起こした本馬ですが、人気は現状低調な7人気に(金曜23時現在)。確かにオークスでは差しに回ったもののその前の矢車賞では4角3番手とカーブで上がっていく競馬にも対応できているのもプラス材料です。キズナ産駒は昨年のマルターズディオサが勝利するなどこのコースとの相性も良いはず。またキズナ産駒は短縮が得意な産駒が多いので、ここは期待できそうです。

18.プレミアエンブレム

先行〇 間隔◎ 血統◎

 NHKマイルC覇者メジャーエンブレムの初仔です。今回注目の「外枠」、「ノーザンファーム生産×中5~9週」、「ルーラーシップ産駒」をすべてクリアしている激アツ馬です。外枠からでも先行できているので、この馬が楽に追走することができるのならばかなり怖い存在になりそうです。ルーラーシップ産駒は2000m以上の延長で成績が上がっていく馬が多く、この馬も延長時は1着1回と3着1回。大注目の馬ですね。


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それでは!

ヒデ