ダービー上り主流血統は三種の神器! 神戸新聞杯分析

 こんばんは、ヒデです。9月も残すところあとあと1週間。今週が9月最後の開催ということになります。そんな9月最後の週末は2つの重賞、どちらも始動戦となりそうです。本日はその中から神戸新聞杯を分析したいと思います。昨年は中京開催となって荒れた神戸新聞杯。果たして今年はどのようなレースになるのでしょうか、早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.上りに勝るものなし

2.休み明け&ダービー組が圧倒的!上り馬の条件は?

3.主流血統 is ベスト

4.該当馬




1.上りに勝るものなし

 ハイレベルな戦いになりやすいのがこの神戸新聞杯。上りを出せる馬は実力上位の馬である場合が多いようです。過去5年の成績(阪神4回、中京1回)を見ると上り順位TOP3の成績は【5- 5- 4- 3】と圧倒的な数字になっています。特に連対に限って見ると上りを出せない馬はノーチャンスのようです。なお、残りの3着1回は17年のダンビュライトでこれは皐月賞などですでに馬券圏内に入るなど実力上位でした。それを考えると穴馬(=実績のない馬)は上りが出せるかをまず念頭に置く必要があるでしょう。

 脚質を見ると複勝率においてそこまでの開きはありませんがやや後方有利になりそうです(逃げ20%、先行20%、差し24.1%、追込み25%)。勝ち馬は先行馬と差し馬に集中しているため、前過ぎず後ろ過ぎずの馬を単軸としていくのが良さそうですね。



2.休み明け&ダービー組が圧倒的!上り馬の条件は?

 菊花賞の前哨戦ということもあってこれぞ始動戦というローテ成績になっています。特に東京優駿(以下ダービー)出走馬が圧倒的な数字になって、その数値は【5- 3- 2- 18/23】勝率17.9%複勝率34.8%。ほとんどの馬券圏内馬がダービーを経て休み明けで臨んだ馬ということになりそうです。対照的に間隔を詰めた馬は成績を残せていません。過去5年で中4週以内のローテで臨んできた馬は【0- 0- 0- 10/10】で馬券内はありません。最高位も16年のカフジプリンスが記録した4着で残りの馬はすべて8着以下。成績的に上り馬であっても中5週以上の馬を狙うのがマストになってくるでしょう。

 ダービー出走馬でも成績を残しやすいのが前走4着以内。前走4着以内×ダービー組の成績に絞ると【5- 3- 0- 3/11】で馬券内に来ているほとんどの馬がダービー上位馬が順当に勝ち上がるのがこのレースの特徴といえるでしょう。なおこの条件では複勝回収率が96%まで上昇。妙味も上がっていくかもしれません。なお5着以下に敗れながら巻き返した二頭は共にそれ以前の重賞で連対経験があっ馬。巻き返しの可能性はそれまでの重賞実績を見ると良いでしょう。

 上り馬の場合は前走2着以内がマスト。また、前走で上り3位以内を出せていないと成績を残せていないのも注意点です。中5週以上×前走連対×上り3位以内というのがマストな条件だったということになりそうです。



3.主流血統 is ベスト

 ディープインパクト産駒をはじめとするサンデー系とキングカメハメハ系が優勢で裏を返せばこの2系統以外の父系は馬券になっていません。特にディープインパクト系とキングマンボ系がすごく、ディープインパクト系は【3-0-2-6】、キングカメハメハ系は【2-2-1-9】でともに他の系統を圧倒しています。特にダービーを経由した休み明けのディープインパクト産駒は強烈で過去5年【3-0-1-2】休み明けのディープインパクトがいかに強烈かを改めて見せつけられいます。ディープインパクト系を除いても、サンデー系とキングカメハメハ系の2系統が中心になりそうですが、その中でも苦手としている産駒もあります。特にTサンデー系の中心を構成しているハーツクライ産駒は特に苦戦傾向。過去5年で延べ8頭が出走していますが、馬券内には0。人気馬は少ないもののそれでも苦戦していることを念頭に入れるべきではないでしょうか。この傾向は中京開催になっても特段大きな変化はありませんでした。そのため、コースのバイアスよりも世代の力関係、レースバイアスのほうが強いということになっていると考えることもできそうです。

 母系に関してはそこまでの傾向はないようです。それよりも父主流血統がとにかく求められている傾向があります。



4.該当馬

1.セファーラジエル

上り〇 間隔〇 血統〇

 「裏ダービー」とも揶揄される白百合Sの覇者。今回はここを狙ってきたという恰好になっています。なかなか阪神コースでは一皮剥けきらなかったものの、左回り2戦目で覚醒した格好と言えるでしょうか。メンバーに恵まれた感は否めませんがキズナの非根幹距離で少し期待してみるのも良いかもしれません。

5.ステラヴェローチェ

上がり〇 間隔〇 前走ダービー4着以内◎ 血統△

 ダービー3着で間隔的にはベストなものの、血統的には少し微妙なバゴ産駒。しかし、それだけで該当しないとなるとクロノジェネシスを買うことは不可能になってしまいますので、ローテ的に該当しているこの馬も該当馬として紹介します。

7.レッドジェネシス

上り〇 前走△ 血統〇

 京都新聞杯にこの舞台で勝利していることからも重賞実績はあるので、3着候補ということになるかもしれません。上りは安定して使えているので、中京の舞台に戻った今回は狙い時かもしれません。人気になっても紐で買うのが良さそうですよね。

10.シャフリヤール

上り〇 間隔〇 前走ダービー1着◎ 血統◎

 今回はこの馬が傾向的には完全に「確勝級」で他に敵や隙が見当たりません。ダービーでも上り最速で差したことから証明済み。今回負けることがあると今後が不安になるだけに、しっかり差し切ってくれることを祈ります。傾向的には敵なしです!


競馬王10月号【好評発売中!!】

10_2

10月号の特集テーマは「プロが実践する回収率爆上がりローテ&ステップ」です。アーモンドアイの登場以降、顕著になってきたローテーションの在り方。馬はレースを使う際、間隔を空けた方が良いのか、詰めた方が良いのか。ステップレースは踏まない方が良いのか、踏んだ方が良いのか。豪華執筆陣が自身の考えや実践術をレクチャーします!

[巻頭企画]

Road to JBC
豪華2大インタビュー 吉原寛人×古谷剛彦 仲野光馬×山崎エリカ
JBC過去データから占う攻略ポイント

ご購入はこちらから!→ https://www.amazon.co.jp/dp/B09DMP9LX8


コース別馬券攻略 鉄板軸&ヒモ穴が簡単に見つかる本(好評発売中!)

81mf0owrzxs

【大人気シリーズの「軸」&「穴」が一冊にまとまってパワーアップ!】

現在JRAで施行されている主要コース(障害と京都コースを除く)に対応し、簡単に狙い馬を見つけられる「軸」・「穴」シリーズの第四弾が発売! 最新刊となる今回は、「軸」と「穴」の両データを一冊に収録し、「鉄板」となりうる軸馬の抽出と、「ヒモ」として面白そうな穴馬の抽出を同時に行えるようになりました!

ご購入はこちら!


無料メルマガ配信中!

最新刊情報から先週の的中報告、競馬王チャンネルコンテンツの無料公開も!?

毎週お得な情報が届くメルマガは毎週金曜日(20時~21時頃)に配信しております。こちらに空メールを送るか、こちらから受信希望のメールアドレスをご登録してください。


競馬王10月号でキムラヨウヘイさんとTAROさんが真向から対立した「神戸新聞杯をたたくか否か。」果たして今年はどうなるでしょうか。神戸新聞杯から菊花賞まで注目ですね。

それでは!

ヒデ