一夏超えて主場も制す!? 京成杯AH分析

 こんばんは、ヒデです。夏の終わりにふさわしいサマーマイルシリーズの最終戦、京成杯オータムハンデ(以下AH)を分析していきたいと思います。過去5年で3回三連単の配当が5万円を超える中波乱の「掴みにくい」重賞。どのようなデータが出てくるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いいたします。


< 目次 >

1.上りも強いが逃げも強い!?

2.夏を叩いた馬に勝機あり!?

3.やはり主流血統が一番!?

4.該当馬




1.上りも強いが逃げも強い!?

 

 過去5年の平均ラップタイムを見ていると前半と後半でそこまでタイム差が開かないミドルペースで進んでいます。通常ミドルペースで進んでいるレースであると逃げ馬が止まりやすい展開であることが多いのですが、このレースはそんなことはないようです。逃げ馬の成績は過去5年【1-1-0-4】で複勝率33.3%で単勝回収率120%、複勝回収率85%と優秀な世紀を残しています。

 ただし3F順位に関しては1・2位が好調です。過去5年の成績は【3-2-1-5】で複勝率は60%になっています。過去5年で一番硬い配当になった18年は1着ミッキーグローリー(1人気・上り2位)、2着ワントゥワン(3人気・上り1位)で1‐2フィニッシュでした。17年も同様の結果になっていることから上り上位をはかなり脅威になっていると言えるでしょう。

 前走で見ても上り3F3位以内の成績は【3-2-1-18】で堅実に。上り3F上位の馬と前に行ける馬のバランスが重要になってくるということになれるのでしょう。



2.夏を叩いた馬に勝機あり!?

 サマーマイルシリーズに出走していた馬が中心になっています。今回昇級戦の馬はそこまで出走はありませんが、3戦2勝で馬券になっています。

そして前走重賞組は同距離で臨んできた馬が有望。過去5年で【2-5-4-41】で複勝率21%。そして複数回馬券になっているレースは関屋記念【1-2-1-25】、中京記念【1-0-2-7】でした。そのため、中5~9週が激走ローテ条件の一つで【3-0-2-11】で複勝率は31.3%を記録しています。一方で前走オープン特別で2着以下の馬は【0-0-1-30】であまり馬券になっていません。

 前走オープンクラス以上なのであればマイルを連戦している馬が中心に、昇級戦なのであればマイル以外の距離から臨んでくる馬が中心になっていますね。

3.やはり主流血統が一番!?

 過去5年で3着以内に入った15頭中13頭が主流血統でした。特にロードカナロア産駒は圧巻で、3頭中2頭が勝利しています。単勝回収率480%を記録するなど、このコースとりわけこのレースとの相性が特に良いのでしょう。そしてもう一頭注目なのはやはりディープインパクト産駒。過去5年【1-4-1-9】で複勝率40%で複勝回収率を114%記録するなど仔の頭数では圧倒的な数字を残しています。

 ただでさえ驚異的なディープインパクト産駒ですが「ディープインパクト産駒×前走芝1600m」と限定するとより成績が上り【0-4-1-5】で複勝率が5割を超えてきます。中でも18年のワントゥワンなどが上り最速で上がって来ているなどこのコースとは相性が良さそうです。

 この2頭は「血統偏差値」でも上位になっている馬ですので、コースとの相性も良さそうですね。なお、母父は「欧州系」が優勢です。



4.該当馬

 それでは京成杯AHの該当馬を見てみましょう。

4.グランデマーレ

前走上り1位〇 差し〇 前走〇 血統〇

 前走関屋記念出走馬のロードカナロア産駒です。過去5年で3戦して2勝しているというのは本当に相性が良さそうですね。関屋記念は上り1位を記録しているなど、上りも安定して出せているのもプラスですね。

9.カラテ

前走上り〇 差し〇 前走〇 血統△

 連勝が止まってからも巻き返してきたカラテはこのレースでも注目でしょう。条件は十分ですので、前走のような競馬をすることができればこのレースでも成績を残すこともできると思います。

14.マイスタイル

逃げ〇 前走〇 血統〇

 安定して逃げていけているのは安定感があります。マイルであればまだ4着を連続して奪えるほどの成績を残していますので引き続き注目でしょう。逃げ粘るために自分のペースで最内を粘れれば勝機もあるでしょう。

16.スマイルカナ

先行〇 前走△ 血統◎

 血統的には一番推したいのがこの馬です。ディープインパクト産駒×前走1600mをクリアしているのは今年の出走馬はこの馬だけです。今回は休み明けということもあってリフレッシュも十分でしょう。


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京成杯は難しいですよね。

それでは!

ヒデ