馬場がもたらすのは中団有利!? 関屋記念分析

こんばんは、ヒデです。本日は新潟で行われるサマーマイルシリーズの一戦、関屋記念を分析していきたいと思います。毎年派手な追込みが決まっているこの競走ですが、今年はどんな傾向が出てくるでしょうか。早速見ていきましょう。それではよろしくお願いいたします。




< 目次 >

1.先行馬はそこまで有利じゃない!?

2.左回り適性がマスト条件!?

3.夏らしく主流血統が活躍!しかし今年は?

4.該当馬



1.先行馬はそこまで有利じゃない!?

 過去5年の傾向を見ていると逃げ馬と追込み馬が好成績になっています。一番馬券への期待値が高くなっているのが逃げ馬で【1-1-1-2】でした。単勝複勝の回収率も唯一100%を超えている脚質も逃げでした。次点は先行馬なのですが、【0-2-2-13】と勝ち切ることができていません。複軸として先行馬は有利となっているものの単軸とまでは行かない格好になっています。そして面白いのが追込み馬の台頭で、過去5年【2-1-1-19】と2勝を挙げています。共に4人気以内の人気ではありますが、後方から差しがここまで決まるレースもありませんので脚質的にはフラットであるということができるでしょう。ただ今年は「稍重」になることが想定されます。そうなると差し馬が好走する可能性も十分にあります。

 枠的にもかなり偏りがあるようで、6枠以降を総合すると過去5年【2-5-0-27】で2着は過去5年6枠以降からしか出ていません。これはこの時期特有のもので、稍重の馬場になった土曜日の競馬でも見られました。この時期は開催が進みだすことが原因と思われますが、外枠有利は頭にとどめておくべきでしょう。



2.左回り適性がマスト条件!?

 前走の出走コースを見ると「左回り」が圧倒的になっています。前走左回り経験馬は【3-4-5-44】と圧倒的。単複の回収率は低くなっていますが、左回り巧者が成績を残しやすい様です。前走レース別で見るとエプソムカップがここでも優勢です。前走エプソムカップ組は【1-0-2-5】で複勝率は37.5%。回重ねている馬の中では一番の成績を残しています。短縮組がとびぬけて良い成績を残しているわけでもありませんので、エプソムカップ組には注意が必要な様です。

 注目を集めている3歳馬ソングラインも前走は東京競馬場。NHKマイル組は【1-0-0-2】で過去5年はプリモシーンが勝っただけに留まっています。ただ、プリモシーンはNHKマイル5着でしたので、2着のこの馬はプリモシーンよりも期待値が高くなりそうですね。



3.夏らしく主流血統が活躍!しかし今年は?

 過去5年を見てみるとやはりディープインパクト産駒やロードカナロア産駒などが活躍中。しかし、今年は過去5年ではじめて稍重馬場で開催される可能性が高いです。そうなると持続力が例年以上に求められるため、欧州系や米国中距離型を含んだ馬が該当してくる可能性が高いです。

 土曜の新潟競馬場はPサンデー系が好調でした。そしてサンデー系とダンチヒ系を含んでいる馬が活躍した傾向があります。このことからもスピードと持続が両方求められている馬場傾向になっているといえるでしょう。

 明日の関屋記念では主流血統×バランス型(米国中距離型&ダンチヒ系などの欧州マイル系)の組み合わせがニックスとも言えるのではないでしょうか。



4.該当馬

 それでは関屋記念の該当馬を見ていきましょう。

3.シャドウディーヴァ

差し△ 前走右回り△ 血統〇

 血統的に一番あっているのがこの馬です。近走は左回りコースでの実績は少ないですが、昨年の府中牝馬Sでは2着など東京競馬場でも実績を残しているなど左回りの成績は【1-5-2-3】と好調。今回は東京新聞杯3着以来の左回りということで期待も高まります。

5.アトミックフォース

先行〇 前走エプソムカップ〇 血統〇

 キングマンボ系とサンデー系はこのコースとの相性は根本的に合いそうです。前走エプソムカップは先行馬最先着と先行馬の中では実力を示しました。今回は多少タフな展開になってもうまい位置を取ることができれば3着候補に十分なるのではないでしょうか。

11.ソングライン

差し△ 6枠以降〇 前走左回り〇 血統〇

 NHKマイル2着馬。中団から一気に伸びてくる末脚は確かでした。今回はそれ以来の実践ということになりますが、過去の実績や51キロの斤量も魅力的。左回りでは依然として2着以内を継続しており、この馬が左回り得意なのは明白です。今回は有利になるのは間違いなさそうです。

14.クリスティ

逃げ〇 6枠以降〇 前走左回り〇 血統〇

 ヴィクトリアマイルでは逃げて止まりましたが、そもそも展開がまったくあっていなかったことが原因ということができるでしょう。今回はそこまでペースが上がっていかない稍重馬場でのレースが想定されるため、再びこの馬が好走することも十分に考えられます。この馬もキズナ産駒、左回りが得意である可能性も十分です。


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関屋記念はマルターズアポジーとヤングマンパワーのイメージが強いので追い込み馬を狙いにくいところがあるんですよね。さて今年の展開やいかに

それでは!

ヒデ