好位に付くのがマスト!? ブリーダーズGC分析

 こんばんは、ヒデです。本日は明日門別競馬場で行われる中距離重賞「ブリーダーズゴールドカップ」について分析していきたいと思います。真夏の北海道で行われる牝馬の交流重賞にはどのような傾向があるのでしょうか、早速見ていきましょう。


< 目次 >

1.過去5年は地方馬の馬券内はなし。今年も!?

2.交流重賞実績馬が中心に

3.ノーザンダンサー系が大活躍!

4.該当馬


1.過去5年は地方馬の馬券内はなし。今年も!?

 真夏の地方交流重賞としては珍しい中距離重賞ではありますが、他地区からの参入が少ないレースでもあります。過去5年で他地区から出走した地方馬は南関東所属馬が2頭、兵庫所属馬が1頭の3頭のみです。基本的にはホッカイドウ競馬VSJRA勢の戦いになることが多いようです。

 先行馬の成績がよく、最低でも4角4番手以内に入っていないと厳しいようです。門別競馬場は非常にタフな馬場で砂圧12cmでJRA競馬場や大井競馬場の9cmよりも深くなっています。時計的に見ても11日行われた北海道コーン茶特別(A1~A3クラス=1勝クラス想定)1700m戦の時計は1:46.8、7日に行われた函館競馬場の1勝クラスの1700m戦では1:45.6でかなり時計がかかっているといえます。このことからも後ろの馬にはチャンスが限られると言えます。17年5着のジュンアイノキミは4角8番手から上り最速で伸びてきていたものの、5着と届いていない所からも後ろ不利が見て取れます。ただタフなので、逃げ切りも非常に難しいのも特徴で、馬券内がないわけではありませんが昨年のマドラスチェックが止まって5着など、逃げ馬は複狙いが良さそうですね。

 以上のことから先行馬中心で狙っていく必要があるようですね。



2.交流重賞実績馬が中心に

 過去5年を見てみると基本的には前走はOP競走以上で5着以内入っていることがまず最初の条件になりそうです。牝馬限定となると5着以内に入っていなければ馬券内は厳しいようです。ただ、牡馬との混合レースならばOP競走で大敗しても巻き返しもあり得ます。17年1着のマイティティーは前走大沼S14着、18年2着のプリシアンコメータも前走平安S11着と大敗から巻き返しています。

 また、馬券内に来た馬という観点で見ると一つのキーワードになりそうなのが「エンプレス杯」です。同年エンプレス杯5着以内馬のブリーダーズゴールドカップ出走馬の成績は【2-2-0-1】となっています。また、関東オークス掲示板馬も好調なのですが今年は出走馬なし。川崎のダート2100mはペースが早くなることが多いことからタフになりやすいためこの傾向が出ているのではないでしょうか。

 前走や過去の走りからは「前走牝馬限定OP以上5着以内」「混合OP競走出走」「エンプレス杯掲示板内」の3つがポイントのようですね。



3.ノーザンダンサー系が大活躍!

 持続になりやすいレースということも合ってか、持続に長けているノーザンダンサー系が大活躍しています。例えば生涯を通じて1勝2着2回でオール連対を成し遂げた昨年の覇者プリシアンコメータは母父アジュディケーティングで米国ダンチヒ系など過去5年毎年1頭は必ず馬券内に入ってきています。

 そのほかにもロベルト系やキングマンボ系などの所謂米国色の強い欧米系ともいうべき系統が強いようです。これは加速力と持続力が特に問われるということの裏付けになっているようですね。これは1の先行有利や2の早い展開になりやすい中距離牝馬交流重賞エンプレス杯で掲示板内になった馬が馬券内に好走しやすいということからも頷けます。

 欧州系と言われるような血統が父系母父系に入っている馬は厳しく、米国系が中心となるようです。



4.該当馬

 それでは該当馬を見ていきましょう。

1.リネンファッション

先行〇 前走〇 血統〇

 キンシャサノキセキ産駒ということで前走のようなマイル辺りがベスト条件になりそうですが、1800mでも実績があることからもこのレースでも活躍できるのではないでしょうか。内枠から先行するならよいのですが、逃げてしまう展開になってしまうのがこの馬にとっては厳しい展開になるかもしれません。実力は上位だけにどうでしょうか。

5.マルシュロレーヌ

捲り〇 前走〇 血統〇

 今年のエンプレス杯の覇者です。エンプレス杯でもレース中盤から徐々に捲って1着。長く良い脚を使うのが得意なこの馬にとっていい条件が揃っています。さすがに混合戦では捲っていくことは叶いませんでしたが、平安S3着など混合重賞でも成績を残していることからこのレースでも捲って伸びていくことは十分に考えられます。血統的にもフレンチデピュティが母父に入っているのが良いですね。

8.レーヌブランシュ<ヒデのイチオシ!>

先行〇 前走〇 血統〇

 昨年の3着馬です。今年に入ってからは成績が少し先行できずにいますが、タフな門別に戻った今回は「慣れ」もあって先行できるのではないでしょうか。昨年のJBCでも5着に入っていることから実力も十分、昨年の関東オークス1着今年のエンプレス杯5着と実績も十分ですね。父クロフネも心強いポイントです。十分に期待できそうですね。


【競馬王7月号は好評発売中!】

7




馬券情報誌『競馬王』、7月号のテーマは「2歳戦とローカルで年間収支を整える」。終わってみると年間収支に大きな影響を及ぼしがちな「2歳戦」と「ローカル」について、豪華執筆陣が攻略法を伝授します。巻頭スペシャルは競馬YouTuberとして大活躍中のショコ壱番屋が、山崎エリカとのコラボで競馬誌初登場!
ご予約はこちら→https://www.amazon.co.jp/dp/B095JNPC7M/


コース別馬券攻略 鉄板軸&ヒモ穴が簡単に見つかる本(好評発売中!)

81mf0owrzxs

【大人気シリーズの「軸」&「穴」が一冊にまとまってパワーアップ!】

現在JRAで施行されている主要コース(障害と京都コースを除く)に対応し、簡単に狙い馬を見つけられる「軸」・「穴」シリーズの第四弾が発売! 最新刊となる今回は、「軸」と「穴」の両データを一冊に収録し、「鉄板」となりうる軸馬の抽出と、「ヒモ」として面白そうな穴馬の抽出を同時に行えるようになりました!

予約はこちら!


無料メルマガ配信中!

最新刊情報から先週の的中報告、競馬王チャンネルコンテンツの無料公開も!?

毎週お得な情報が届くメルマガは毎週金曜日(20時~21時頃)に配信しております。こちらに空メールを送るか、こちらから受信希望のメールアドレスをご登録してください。


牝馬限定となってもうすぐ10年、JBCへと続く1戦になるのではないでしょうか。注目ですね。

それでは!

ヒデ