西からの実績馬に勝機あり!? クラスターC分析

  おはようございます、本日は盛岡競馬場で行われる交流重賞「クラスターC」について分析していきたいと思います。秋の大舞台に向かって弾みをつけたいメンバー、果たしてデータから浮上するのはどの馬なのでしょうか、見ていきましょう。本日もよろしくお願いします。


<目次>

1.基本的には先行有利、今年は特に!?


2.地方交流の実績がモノを言う!!

3.米国系優勢です

4.該当馬


1.基本的には先行有利、今年は特に!?

 マーキュリーカップでもお話ししましたが、このクラスターカップでも傾向は変わらないようです。基本的に毎年「逃げ先行馬2頭差し馬1頭」の組み合わせで決まっている点からもよくわかるでしょう。盛岡競馬場は直線が長いものの、そこまで差しが決まる展開にはならないことが多いようですね。

 一つ気になるのは現在の盛岡競馬場はかなり時計がかかるということです。今年のマーキュリーカップも2:05.7で同じくマスターフェンサーが勝った昨年の時計と比べても3秒近く時計がかかっています。それだけに例年以上に先行有利になりやすい可能性が高く、マーキュリーカップも4角4番手以内で決着していることに加えて上り最速も先行馬が出していることからもこのレースもよほどペースが早まらなければこのレースもかなり先行有利になっていることになりやすいでしょう。このレースは逃げ先行馬が中心に候補を組み立てるのが良さそうです。

 脚質ではありませんが、人気的には堅実で7人気以下は【0-0-0-75】で馬券内になっていないことも人気的に堅くなる傾向にあります。次項では前走でどの人気馬の期待値が高いのか見ていきましょう。



2.地方交流の実績がモノを言う!!

 過去5年で見てみると「北海道SC」と「東京スプリント競走」のいずれかで好成績を残していると好走しやすいようです。19年はそれが顕著に出ていて、1着のヤマニンアンプリメ(前走北海道SC1着)、3着のコパノキッキング(東京スプリント競走1着)が人気に応えて馬券内に来るなど信用できるようなレースになっています。これは門別競馬と大井競馬場は盛岡競馬場は直線の長さなどが似ているなどコースの形状に重なるところがあるので好走率が高いと考えられます。その中でも北海道SC組が好成績を残しているのは門別競馬は大井競馬場よりも砂圧が厚く、タフな馬場で持続力が大井よりも問われるからと言えるのではないでしょうか。

 過去5年で気になるのは美浦所属の馬が一頭も馬券内に届いていないことです。美浦所属馬は【0-0-0-4】です。あまり出走もしていませんが、その中には3人気のマキャヴィティ(16年4着)がいることからJRA所属馬は基本的には栗東所属馬に限られます。今回は美浦所属の実績馬リュウノユキナには少し心配なデータです。また、地方所属馬は南関東所属馬と地元岩手のラブバレットのみで、交流重賞でも活躍した馬でしたので、地方交流重賞で実績のない地方馬は軽視するのが懸命でしょう。

3.米国系優勢です

 過去5年は米国系以外の馬は馬券になっていません。特に父系に入っていることが非常に重要です。父系にサンデー系が入っている馬はブルドッグボスのみでした。それ以外は父系に米国系が入っていることが重要になってくるでしょう。

 その中でも米国系の中でも持続系であるヴァイスリージェント系や米国ダンチヒ系、APインディ系が好成績を残しています。20年には父サウスヴィグラス産駒のヒロシゲゴールドはスピード系で馬券内に来ていますが、この馬の母父はブラックタキシードでした。ブラックタキシードの現役時代はセントライト記念の勝ち馬。これも中距離系のサンデーサイレンス産駒です。このことからも短距離のスピードよりも中距離系の持続力も必要になるレースと言えます。これは長い直線の影響が出ているということもできます。先週の大井開催も時計がかかる場面ではキングマンボ系が台頭していたのでダートの共通点ということができるかもしれません。



4.該当馬

 それではクラスターCの該当馬を見ていきましょう。

6.ジャスティン

先行〇 前走△ 栗東所属〇 血統〇

 昨年の東京スプリント競走、東京盃の勝ち馬ですがここのところは低迷気味です。前走は函館SSで芝に挑戦しましたが、先行できたことはプラスです。調教タイムも以前交流重賞と変わらない12秒台を記録していることからも復調気配。ここは条件も合って馬券内に飛び込む期待値は高いのではないでしょうか。



10.ヒロシゲゴールド

先行〇 前走〇 栗東所属〇 血統〇

 先ほど登場のヒロシゲゴールドも期待値は高いですね。今年は前走北海道SCでリュウノユキナを破って一着。念願の交流重賞初制覇を挙げています。調子は上り調子ですし、良馬場の門別競馬で先行して抜け出せたのもプラスですね。調教からも調子が落ちているとは言い難いですので、引き続き期待でしょう。


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今年は交流重賞で好走歴のある地方馬が出走していないのが残念です。地方馬からの一発はかっこいいですね。ぜひ見てみたいです

それでは!!

ヒデ