メジャーとなるか千直内突き! 千直の新たな攻略法か徹底考察!

 こんばんは、ヒデです。本日は昨日7月25日に行われたアイビスサマーダッシュで見せたバカラクイーンの内突き。3着激走した内ラチ沿い一杯の好走は武井調教師の「奇策」だったようです。今回はどうして外に行く馬が多いのかなど、千直の新たな攻略法かもしれない内突きについて考察してみたいと思います。それでは本日もよろしくお願いします。


<目次>


1.なぜ千直では外を選ぶのか


2.奇策にも勝算を見込んでこその様です


3.この戦法は今後も続く!?


1.なぜ千直では外を選ぶのか

 これには大きく分けて二つの要因があると思います。一つは直線コースの性質です。『千直の攻略には「スピードより●●●」がポイント!?分析しました!』でも紹介していることではありますが、新潟競馬場の直線コースは少し傾斜があるそうです。それによって、余計に力が加わってしまうことで不利が生まれると考えられるでしょう。また、直線コース内側は普通のレースでも使われるため、結局「痛みやすい」ことも影響しているでしょう。これは小倉競馬場で外に回した馬が伸びる現象に似ていると言えます。内の方が痛みやすいこと、やや傾斜があることで直線の競走では不利な要素が揃っているのが外に行く一つの要因でしょう。その結果直線で距離ロスの少ない外枠が優勢に働いているといえます。

 もう一つは「みんなが外に行くから」というもののあります。馬は本来群れをなす動物です。『科学 2017年9月号 連載:ちびっこチンパンジーと仲間たち<189>野生ウマの社会:霊長類との比較から ……平田 聡,リングホーファー萌奈美,井上漱太,レナータ・メンドンサ, カルロス・ペレイラ,松沢哲郎,山本真也』の中でもその点は触れられています。このことからも「群れをなしているほうが闘争心を燃やしやすい」というの馬の「本能」が現れやすいと言えるからでしょう。そのため、馬群について行くことでやる気を鼓舞することができるようです。反対に、単走するとやる気を欠く馬も少なくないようで、馬群の集まりやすい外枠へと向かっていかざるを得ない状況になっています。結果として内枠の馬は距離ロスをするのですが、距離<闘争心ということになるのでしょう。

 千直競馬で外枠に行く理由は「馬場的に有利であることが多い」ということと「馬の闘争心を確保するため、馬群の中に入れていく」という二つの要因が見えてきました。では菅原騎手と武井調教師がそれでも外に向かわせた理由とはなんでしょうか?



2.奇策にも勝算を見込んでこその様です

 開催初週に行われたアイビスサマーダッシュ。前回開催だった5月の開催では、芝の生育状態も良くなくかなり荒れていました。しかし、その影響もあってか今開催では芝を張り替えました。結果として芝の生育状態はとても良好で、土曜日のレースではレコードタイムが記録されるなど、確実に芝は「最高のコンディション」と言えたでしょう。こうなることを武井調教師は読んでいたのでしょうか。調教履歴を見てみると「単走でも大丈夫」なように仕込んでいた可能性もあります。前回のレースからプール以外の調教は3本ありましたが、そのうち2本は単走。「一頭で走る」ということを見越していたのように調教では単走メイン。最終追切も新馬との楽な併せを行ったのみでかなり単走を意識しているように今回は見えました。

 そして枠番が発表され、バカラクイーンが最内枠になったことで武井調教師は芝の状態も良好であるために、内突きのゴーサインを出しましたようですね。結果は一頭の単走をものともせずに伸び続け3着に粘ったのです。また菅原騎手が「追える若手騎手」であることも大きくこの戦法に貢献したと言えそうです。『競馬王7月号』の「キムラヨウヘイ&TAROの対談」内でローカルで頭角を表す騎手における一つの条件に「積極的な競馬をできる騎手(キムラヨウヘイ)」とあげられていました。菅原騎手も実直に追った結果といえるでしょう。

 武井調教師の判断と菅原騎手の積極性がこの好走を呼んだと言えますが、その裏には馬場状況や騎手、この馬が先行馬であるなどの「好走材料」があってこそでしょう。緻密に考えられた「奇策」だったように考えられます。



3.この戦法は今後も続く!?

 最後にこの戦い方が今後も続くのかを考察しましょう。ヒデが今までの情報を考慮した見解は「厳しいのでは?」と疑問符を付けざるを得ないと考えます。要因はいくつか挙がりますが、一番は「内枠にも馬群ができるかもしれない」ということでしょう。一見メリットもあるように聞こえるこのデメリットですが、内枠に密集するのはいいことばかりではありません。結局進路取りが厳しくなってしまうからです。内枠に多く来るようなことになれば結局進路が狭くなる、などの弊害が発生し、返ってロスしてしまう可能性もあります。内外はっきり別れるというのは相対的に外枠優勢を強くしてしまう可能性が高く厳しそうです。

 となれば単走をする馬が現れるかと思いますが、この走法も厳しいのではないでしょうか。理由としては「馬群に入ることで闘争心を掻き立てている」馬が多いからということです。今回のレースで内突きが注目される前からこの戦法を挑む馬はいました。ただ、それがうまく成功している事例というのはそこまで多くありません。だからこそ今回のバカラクイーンが注目されたともいえます。

 結果としてあまりこの戦法に追随して成功する馬は現れにくいといえるでしょう。ただ、アイビスサマーダッシュの様な開幕週ではあるかもしれません。

 結論としては今後追随してくる馬は厳しいと考えられるしょう。


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