今年も混戦模様!?地方馬あの馬に注目! JDD分析!

 こんばんは、ヒデです。本日は明日大井競馬場で行われるJDD、ジャパンダートダービーを分析していきましょう。地方交流3歳ダート馬の夢舞台はどのような傾向があるのでしょうか。JRA勢の意地か、地方馬の夢か。牝馬の取捨もすべて分析していきましょう!それでは本日もよろしくお願いします。


<目次>

1.東京ダービー出走馬VSJRA馬?地方台頭の法則は前走にあり!?

2.重馬場になれば前残りが多発!?全馬のペースに注意!

3.血統的には欧米系や欧州系の持続が重要‼

4.該当馬


1.東京ダービー出走馬VSJRA馬?地方台頭の法則は前走にあり!?

 まずは臨戦過程を『地方競馬パーフェクトブック』で見てきましょう(データは08~18年)。JRA勢で好走するパターンは「オープン競走以上好走馬」もしくは重賞実績馬となっています。同書に出てきているのはユニコーンステークス【3‐2‐4‐16】、兵庫Ch【1‐2‐1‐4】、オープン特別が4勝という組み合わせになっています。昨年は鳳雛Sで大敗したダノンファラオが勝利したというところにも留意したというところです。

 交流重賞の中では紛れが発生しやすいレースとしても有名で、77万馬券が飛び出した昨年を除くと過去10年の三連単平均配当は9万4212円となります (11~19年だと1万5000円程度に)。その立役者はたいてい地方勢。その地方勢は前走東京ダービー出走馬以外は馬券圏内がありません。東京ダービー5着以内であれば逆転の可能性もあります。

 中央勢の巻き返しも交流重賞の馬券圏内もしくはオープン競走で馬券圏内がないと厳しいため、まったく実績のない馬が突然飛び込んでくるということはありません。もし、2勝クラスを買った馬がいなかったり、重賞で実績を残している馬がいない場合は東京ダービー出走馬の台頭に注意が必要です。これこそが「荒れるために必要な条件」で、今年は3歳1勝クラス勝ち馬、2勝クラスで大敗した馬がいるので紐荒れにも注意が必要でしょう。



2.重馬場になれば前残りが多発!?全馬のペースに注意!

 重馬場の大井競馬場は先行馬に有利になりやすいコースです。これは砂圧の問題で、内のほうが外と比べて深いため乾きにくく足抜けの良い内側が好走しやすくなるようです。この傾向は乾いていくなかでよく見られて、月曜日の7/12に行われた大井11R「夕凪賞競走(1800m9)」でも前に行った3頭がそのまま止まることなく馬券圏内に納まるなど、圧倒的前有利が出ています。これは昨年のJDDでも四角5番手以内の馬が馬券内に飛び込むなど、同様の傾向が出ていたことからJDDでも有効な法則であるということができるでしょう。

 気になるのは明日の天気ですが、天気予報を見てみると雨がパラつく天気になりそうです。本日7月13日も開催前に雨が降るなど不安定な天気が続いていますが、明日もこの不安定な天気が続きそうです。



3.血統的には欧米系や欧州系の持続が重要‼

 過去5年の血統傾向を見てみるとやはり欧米(欧州経由の米国)系であるロベルト系やキングマンボ系が入っているとまずは活躍しやすいです。19年1着のクリソベリルも母父はエルコンドルパサーが入っていたり、同年3着のミューチャリーも母父はロベルト系と2000mではこれらの欧米系が入っていると好走確立が上がるようですね。

 そのほかにも米国系×欧州系というパターンも好走していることから、欧米系が合っているのではなく、馬場的にも持続を求められるタフであるということでしょう。大井競馬場の外回りコースは直線が385mあり、一気に押し切れるコースではありません。重馬場の短距離でも米国中距離系のヴァイスリージェント系が入っている馬が好走しているなど、やはり持続力が強く求められるということでしょう。米国系×欧州系や欧米系が入っている血統の馬を狙るのが良いでしょう。



4.該当馬

 それではJDDの該当馬を見ていきましょう。



2.リプレーザ

前走〇 脚質〇 血統〇

 前走は兵庫Chを先行して上り最速を出しながら勝利。初のダート1870mという中距離戦でしたが、それをものともしない勝利は中距離での実績を見せてくれました。今回は初遠征ということで馬体重がどうなっているか心配ではありますが、馬券内へはチャンスありそうです。父リオンディーズはキングマンボ系、血統的にもマッチはしそうですね。

5.ジョエル

前走〇 脚質〇 血統〇

 東京ダービーは上り2位で4着。アランバローズのペースに乱されましたが、今回は絶対に逃げたい馬が存在せずもう少し位置が取れそうです。血統的に見ても父系がロベルト系とこの競走のバイアスとはしっかり合致しているところがよいですね。血統的には2000mも全然OK。巻き返しがあるとすればこの馬でしょう。

7.ウェルドーン<ヒデのイチオシ!!>

前走〇 脚質〇 血統△

 牝馬の参戦自体珍しいのですが、有力馬の牝馬参戦ということになりました。2着が最高のJDD参戦の牝馬、それでもそれ以上の活躍をこのウェルドーンは見せてくれそうです。血統的にみるとヘニーヒューズ産駒ということで、今年の東京ダービーを制したアランバローズと同じ組み合わせということも逃げ粘るのであれば面白い血統構成になりました。牝系を見ると母父は菊花賞馬ダンスインザダーク、母母父はサッカーボーイといったステイヤーの血も含んでいますので、2000mという観点から見ても期待はできそうです。

13.ゴッドセレクション

前走〇 脚質〇 血統〇

 ここまで馬券外なしの安定感は捨てがたいですね。兵庫Chは2着に敗れましたが、初の地方競馬でも活躍できるところを証明しました。血統的に見ると持続に特化した形になっています。母父にシンボリクリスエスが入っているので欧米系のカバーも大丈夫ですね。一つ心配なのが先行争いで敗れて中団になってしまうこと。そうなってしまうとじりじりとしか脚が使えない可能性もあり、勝機が薄くなってしまうでしょう。


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JDDで一番印象に残っているのはやはり地方所属で勝利したヒガシウィルウィン。直線での攻防を制しての勝利は感動しました。本田騎手が急遽の代打だったと記憶していますが、馬複ありがとうという気持ちです。今年もそんな激戦となるのでしょうか。楽しみです。

それでは!

ヒデ