バイアスを制する者がグランプリを制す!?宝塚記念分析

  こんばんは、ヒデです。いよいよ明日は上半期の芝レース総決算宝塚記念の分析を行いたいと思います。夢が走る宝塚記念、今年は良馬場で施行されそうではありますが、どんな展開になるのでしょうか。様々な観点から分析していきます。それでは本日もよろしくお願いします。


 

<目次>

1.阪神競馬場の2200mは差しが届く!


2.短縮で臨んできた馬には要注意です!


3.バランスの良い配合こそ勝負!!

4.該当馬


1.阪神競馬場の2200mは差しが届く!

 立川優馬さんは宝塚記念のコースについて「2200mは外枠差し馬有利」との再三つぶやかれています。(該当ツイートはこちら)なぜそのようになるのかについても言及しています。(該当ツイートはこちら)テン3Fが早くなるというのは過去5年の宝塚記念を見てもわかります。ラップタイムでは2F目が一番早くなり、その次に速いのが3F目と前後半で見ても若干前傾ラップになっています。

 これにより、先行馬は余計な脚を使ってしまうため「差し有利」になるのでしょう。逃げ先行馬には厳しくなっているのでしょう。過去5年を見てみても逃げ馬は【0-1-1-3】、先行馬は【3-0-1-14】と先行馬は勝ち馬こそ出しているものの、厳しい戦いを強いられています。上りを伸ばしやすい馬こそが有利になるということです。

 この宝塚記念は持久戦とはいえ瞬発力の出せる馬が有利に働くのもこれが影響しているのでしょう。過去5年上り1位は【3-3-0-0】と圧倒的な成績を残しているように、上り3F5位以内の馬以外は馬券になっていません。最後にロングスパートできる馬が結果的に有利になります。この持久力は長距離血統にも繋がるのではないでしょうか。



2.短縮で臨んできた馬には要注意です!

 20年のモズベッロ、19年のスワーヴリチャード、18年のミッキースワロー、17年のゴールドアクター、16年のマリアライト。毎年一頭はいる穴を開ける馬たち。この馬たちの共通点は「短縮で臨んできた」ということ。ロングスパートの求められやすい長距離や2400m以上の重賞から臨んできた馬はここで逆転しやすいということです。持続力の問われやすい天皇賞春や目黒記念から臨んでくる馬には注意が必要です。

 特に天皇賞春から臨んできた馬は【1-2-2-16】と大阪杯以外のローテと比較すると安定感があります。今年は阪神競馬場で天皇賞春が開催されました。そのため、いつも以上に関連性もあるのではないでしょうか。天皇賞春は超ロングスパート戦であったため、関連性がありそうです。



3.バランスの良い配合こそ勝負!!

 まさに欧州系の血が入っていると適条件になるでしょう。バランスが重要となるのは間違いなく、ミッキーロケットやキセキなどが好走しているようにスピードのある欧米系と欧州系が活躍しやすいといえます。基本的には欧州系の血統が父系もしくは母父系の主系統に入っているのであれば心強いと言えるでしょう。

 その傾向がよく出ていたのは18年の宝塚記念。稍重で行われていたこともありますが、1着のミッキーロケット(キングマンボ系×リファール系)、3着ノーブルマーズ(トニービン系×ロベルト系)と主流血統をもっていない組み合わせが上位を独占。三連単は50万円馬券だったように、持続力が問われるなかでは主流血統を見るよりももう片方の欧州系や欧米系を探すのがよいのではないでしょうか。



4.該当馬

7.クロノジェネシス

ポイント「実力はNo.1!持続力ならお任せあれ!」

 この馬に関しては特にいうことはないでしょう。昨年の春秋グランプリを連覇した馬は今回ルメール騎手とのコンビで王座防衛を狙います。父バゴ、母父クロフネという血統構成は主流血統がないという珍しさ。昨年は出遅れながらも徐々に順位を上げて最後は6馬身差の快勝。圧倒的な強さを見せており、今回も大きく負けるところはあまり考えられません。唯一心配なのはルメール騎手とのマッチング。差し馬を一気に瞬発力を爆発させるタイプのルメール騎手と先行したいこの馬との相性が唯一の懸念点です。



9.アリストテレス。

ポイント「適条件はきた。ロングスパートで頂点へ!」

 なかなか長距離で成績を残すことのできなかったアリストテレスですが、天皇賞春はしっかりと自分の競馬をして上り3位の4着。改めてロングスパートのうまさを見せつけてくれました。基本的には瞬発力が優勢になっているとは思いますが、それでもエピファネイア産駒というメリットは大きいのではないでしょうか。

 アリストテレスにとってはここが一番のG1獲得のチャンス。ここをレジェンド武豊と再び輝くことはできるのでしょうか。適性外のAJCCをしっかり勝てているところからも中距離のロングスパート戦なら実力は上位です。



11.モズベッロ

ポイント「現役随一のロングスパートマスター!」

 昨年見せたあの持続力は本来先行有利の大阪杯で大まくりのロングスパートを決めて2着。しかも上り最速のおまけつき。今が充実期になったのではないでしょうか。ディープインパクト系にストームキャット系というそこまでロングスパートに向いているようには思えませんが、父母父系のネヴァーベンド系が効いているような気もします。ここでも注目です。


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ヒデ