五月雨が差しを運ぶか桶狭間?平安S分析!

 こんばんは、ヒデです。今週はどの競馬場も雨で馬場状態が見えないですね。さて、明日は例年帝王賞とのかかわりが深い平安Sを本日は分析していきたいと思います。京都から中京の開催となって大きく変わりそうですが、五月雨が差しを運ぶか。それでは本日もよろしくお願いいたします。

<目次>

1.前傾ラップで例年と変わらないレースになりです。

2.不良馬場になるのであれば平場は前有利。しかし?

3.前走1800mの馬が中心になりそうです。

4.スピードが優勢でしょう。芝に近いようです。


1.前傾ラップで例年と変わらないレースになりです。

 中京競馬場のダート1900mは非常に施行の少ないコースでした。過去5年でオープン・準オープン戦併せて6レースのみ。前半5F、後半5Fを比較してみるとオープンクラスは61.7-62.7と1秒前傾ラップとなっています。

 特に2F目、3F目は11秒で推移しているなど、前半が非常にタイトな流れになりそうです。しかしながら後半も12.5以下の早さで進むなどの傾向が出ています。これは平安Sと回り方は違いますがほとんど同じのラップペースです。

 そのため、大きな傾向の変化はないと思われます。近3年の平安Sも似たような持続型の流れになっていますので、レースペース的には大きな変化は見られないと考えられます。



2.不良馬場になるのであれば平場は前有利。しかし?

 不良馬場×中京競馬場ダート1900mは前有利のようです。過去10年クラス問わず24回重馬場・不良馬場での施行がありました。そのうち逃げ先行が勝利したレースは16レースと、2/3が逃げ先行馬で決したことになります。

 しかし、特別戦以上に限定した場合大きく形相が変化します。これは4レースしか過去10年の施行がなく、サンプル数不足も否めませんが、特別戦以上では逃げ先行【1-2-0-11】に対して差しが【2-0-4-23】と一気に差し馬場になり始めています。上り3F1位の馬も【2-1-1-1】と良稍重馬場の【7-4-1-11】を大きく上回る格好になっています。

 実際に3月に行われた鈴鹿S(3勝クラス)でも勝ったドスハーツ追込み、2着サンライズホープ先行、3着シャンパンクーペは差しと、やはり後ろ有利に進んでいることが伺えます。この時馬券内に飛び込んだ2頭は共に前走上り3F最速だった馬でしたので、後ろの馬を狙うには3Fがチェックポイントになりそうです。

3.前走1800mの馬が中心になりそうです。

 前走短縮は奮いません。前走短縮は【0-0-3-16】と成績が残せていません。一方延長は【4-3-1-33】と全勝(特別戦以上)。単勝回収率も296%を残すなど、堅実に走っています。ただ、前走1800mからの馬の成績がよく、前走1800mは【4-2-1-25】とさらに成績アップ。

 ただ、同距離は走りません。平均人気は6番人気には関わらず【0-0-2-6】と成績を残せていません。

 基本的には1800mの馬を狙っていくのがベストでしょう。これは平安Sには見られないパターンで、注意が必要です。平安Sでは短縮馬が優勢でした。これはスタミナが要求される身体と思いますが、中京の1900mに限っては延長、1800m組が有利に働きそうです。



4.スピードが優勢でしょう。芝に近いようです。

 過去重不良馬場で勝った馬はすべてサンデーサイレンス系とHalo系のみとなっています。馬券圏内に広げてもサンデーサイレンス系【3-1-0-17】で複勝率19%。その他ロイヤルチャージャー系も【1-0-1-7】で複勝率22.2%で好調。その他の系統も来ていないことはありませんが、それでも鈴鹿S2着に入ったサンライズホープ(父マジェスティックウォリアー)の母父はスペシャルウィークなどスピードに優れたスピード系が有利な馬場にもなりそうです。

 母父を見てみるとサンデーサイレンス系の複勝率28.6%に次いで成績が良いのがナスルーラ系です。ナスルーラ系【2-1-0-10】で複勝率は23.1%で単勝回収率は100%を超えています。ここでもサンデーサイレンス系をはじめとしたロイヤルチャージャー系が優勢になっていますので、明日も基本的にはサンデーサイレンス系からというのが基本になっていきそうです。



それでは平安Sの該当馬を紹介したいと思います。

4.オーヴェルニュ

押しポイント「血統が素晴らしい」

 今年の東海Sでは不良馬場のなか先行して4角先行抜けだし重賞初制覇。この馬は砂のサイレンススズカ、スマートファルコン産駒で、基本的には先行は得意な産駒が多いです。

 また、ベテルギウスSなどでは先行しながら上りも出せていますので、フェブラリーSdねお大敗は展開不利ということで一旦度外視してもよいのではないでしょうか。期待の一頭です。



8.サトノギャロス

押しポイント「血統上り共に上々」

 前走吾妻小富士S捲りながらの差しで上り最速でした。前走は先行馬有利の流れ、先行馬有利の新潟競馬場など、展開やトラックバイアスを完全に超越する差し切り勝ちで数字以上の価値であると見ても問題なさそうです。左回りコースも4走前錦秋S勝ちで実績も十分です。今回重賞となりますが、問題はないでしょう。



12.ロードブレス

押しポイント「近走は評価できそうです。」

 ここ5走は川崎記念の6着を除いて馬券圏内に好走しています。ダノンバラード産駒は1800m~2000mでしか走っていませんので逆にこの馬二取ってはプラスに働くかもしれません。また、前走は打って変わって差しで運んだのもこの馬にとっては良い兆しということができるかもしれません。


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 週中降って週末止むのは今年少ないケースですね。大井競馬は不良まで悪化しましたが、東京競馬場は重くらいになるのでしょうかね。

それでは!

ヒデ