新人編集部員ヒデ(坊)の予想法と自己紹介

 はじめまして、みなさんこんにちは!

私、今月から入社したヒデと申します。宜しくお願いします!競馬が大好きで中央地方問わず多くのレースを予想して購入しています。東京近辺に住んでいるので、東京競馬場の開催日は毎週末ほぼ行き詰めていました。それ以外にも南関東競馬へは月に数回、長い休みの時には園田競馬場に足を運んだりしていました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で昨年のフェブラリーS以来競馬場へは行けていません。非常に悲しいですが、早く行ける日が来ればいいなと思っています。ちなみに投稿日にもトリプル馬単買ってエキサイティングしていました。いやー最終レースあんなに硬いのとは。

 特技は実況です。週末に塗り絵をして実況を行なっています。競馬は実況の全ての要素が詰まっているという言葉を信じて実況していました笑

 さて、無駄話もそこそこに競馬の予想スタイル少し書いていこうかなと思います。長くなるかもしれませんが、最後までお付き合いいただければ幸いです。そして少しでも覚えて帰ってもらえれば嬉しいです。

●競馬の予想スタイル

 自分の競馬の予想スタイルに名前をつけるとするならば、ロジカル予想・ヒデ式アダプタ法だと思っています。どの馬が一番レースに適応して走るのかを複数の観点から優劣をつけて予想しています。

 ただ、アダプター法と一言でいっても伝わりにくいと思いますので、ちょっと中身を解説していきます。まず簡単な理解をしてもらうために、アダプタ法を簡単な式にしてみたので、ご覧ください。

血統×馬場(前走ロス+展開)

 メインにしているのは血統です。式にすると馬場がメインに見えなくもないですが、血統に全てがかかっています。人に言わせれば血統はオカルトなんていうかもしれませんが、人間の行動遺伝学によれば半分は遺伝、半分は環境と結論づけられているように遺伝は大きなウエイトを占めています。この理論を馬に当てはめると血統は非常に重要な予想ファクターになるのです。加えて父系だけで血統を見ないこと、これも非常に重要です。組み合わせが大事なのです。競馬王1月号でも特集が組まれたダートは血統が顕著に現れます。例えば軽いダートが得意なフォーティーナイナー系や東京ダートで良績を残すヘニーヒューズなどです。

 次に重要視するのがその日の馬場です。私の予想は金曜日に含水率と芝の写真などをJRAの公式ホームページを閲覧することから始まります。どれだけコースが得意でもどれだけ展開がハマろうとも足元があっていなければ余計な力を入れてしまったり、力がうまく伝わらなかったりと取りこぼす可能性もあります。血統と馬場のマッチング、適応力が非常に重要になってくるのです。

 しかし、それだけでは全ての馬の差別化を図ることは到底できません。そこで!ここに前走ロスと展開をいれるのです。前走ロスはその名の通り、パトロールビデオからどれだけロスがあったかを計算してその馬のロスタイムを計算します。このとき一緒にレースレベル、他の出走馬の過去レースとの力関係も求めることで、本来の力を計算して行き馬別の実力を加算して行きます。また、展開も重要なファクターです。いくら素晴らしい足を持っていても、スローペースで前の馬にも余力があれば当然届きません。当たり前なことを書いていますが、予想していると忘れがちなのはこの展開なのです。私は展開を脚質別に書くのではなく、どの馬が馬群のどの位置くらいにつけるかを想定します。

 血統をベースにこれら馬場や展開、前走ロスのファクターを加えることでmeceに馬を解析することができるのです。理論がどれほどなものなのか実際の的中レースをいくつか挙げて行きたいと思います。

 

 ◉2019年11/10 京都12R ドンカスターC

 ◎15 ケイアイターコイズ 2着

 ○16 ヨドノビクトリー   3着

 ▲8 スズカフェスタ        1着

 阪神1400mは外枠有利。これレースは逃げ馬という逃げ馬は8いなかったので単穴で購入。血統的に妙味がある外枠二頭に重たい印を打った結果、三連単26万決着。燃えました。

 ◉2020年2/2 東京9R セントポーリア賞

 ◎13 ショウナンハレルヤ 1着

 ○2 アオイクレアトール 2着

 △4 セントオブゴールド 3着

 東京冬のダートは芝適性のある米国ダート型の台頭が著しいです。また、開幕週ということもあり前にいったら止まらない馬場状態でした。ショウナンハレルヤはキズナと母父クロフネという血統背景的に得意条件でした。ここで激走を期待したところ見事に1着。同じような血統背景の馬が2・3着に続き、3連単40万馬券になりました。配当金の話は聞かないで下さい。WIN5に打ち込んだりしてませんからね!

 ◉2020年2/16 東京2R 3歳未勝利

 ◎8 ルヴァンヴェール 1着

 ▲1 スターファイター 3着

 △11 イデアマホジョル 2着

 8番のルヴァンヴェールは前走中山で初めての先行劇、最後は急坂でストップして5着でしたが、距離のロスを考えると十分巻き返せると判断しました。また、この日の1Rでは稍重ながらスタミナとスピードを併せ持つバランスタイプが血統的に浮上。ロベルト系を持つ馬とキングマンボ系を持つ馬を絡めて購入した結果、三連複4万馬券、三連単は30万馬券になりました。

 ◉2020年2/22 小倉12R 八代特別

 ◎8 タンレイ 2着

 ○14 メイショウナスカ 3着

 △17 シルヴェーヌ 1着

 小倉1200mは3コーナーまで下り坂でペースが上がりやすいものの、このレースも逃げ馬が8しかいませんでした。またこの日の馬場は開催最終週ということもあり、あれ気味。しかも稍重でした。中京ダートで2着の実績があるこの馬は適性が高いと判断。17番人気の馬に本命を打ち見事2着に粘って来れました。このレースの三連複は20万円オーバーでした。

 ◉2020年5/10 東京11R NHKマイルカップ

 ◎11 ラウダシオン 1着

 ○3 レシステンシア 2着

 △6 ギルデットミラー 3着

 ラウダシオンは冬の東京クロッカスステークスを圧勝しているように東京の適性は高いものと予測しました。また、ファルコンステークスもロスがなければ1着になっているなど、ここまでの低人気は予想していませんでした。蓋を開けると1馬身半差の圧勝。アダプタ法が完全にハマったレースになりました、前が止まらない馬場だったため、ハナを奪う先行力のたかそうな血統に本命を打ったのもいい方へ出ました。

 今週末から重賞予想を行なっていきます!ぜひ参考にしてください。少しでも皆様のお力添えできれば冥利に尽きます。精一杯頑張りますのでこれから宜しくお願いします!