伊吹雅也のトリプルフッキング/NHKマイルカップ

■今週の注目レース
→NHKマイルカップ

■レース傾向の分析対象
→2014年以降のNHKマイルカップ

【Hook A】
“中山か阪神、かつ1600m以上、かつ重賞かオープン特別のレース”において4着以内となった経験の有無別成績
☆あり [4-4-3-33](複勝率25.0%)
★なし [0-0-1-27](複勝率3.6%)
→好走馬の大半は中山や阪神のレースで善戦した経験のあった馬。東京や京都のレースを主戦場としてきた馬は人気を裏切りがちでした。

【Hook B】
前走の条件が“JRA、かつG㈵のレース”ではなかった馬の、前走の4コーナー通過順別成績
☆2番手以内 [1-1-1-5](複勝率37.5%)
★3番手以下 [0-2-2-43](複勝率8.5%)
→前走の条件が“JRA、かつG㈵のレース”だった馬は2014年以降[3-1-1-12](複勝率29.4%)と比較的堅実。一方、前走がG㈵以外のレース、かつその前走で先行していなかった馬は勝ち切れていません。

【Hook C】
血統別成績
☆父がノーザンダンサー系種牡馬 [2-2-0-8](複勝率33.3%)
★父がノーザンダンサー系以外の種牡馬 [2-2-4-52](複勝率13.3%)
→ノーザンダンサー系種牡馬の産駒は信頼できる印象。特にデピュティミニスター系種牡馬の産駒は2000年まで遡っても[4-4-0-11](複勝率42.1%)ですし、ストームキャット系種牡馬の産駒も2014年以降[0-2-0-1](複勝率66.7%)なので、それなりに高く評価すべきでしょう。

【各馬評価】

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【注目馬】

5.プリモシーン
→中山芝1600m外の重賞において優勝経験がある馬。G㈵から直行してきた点も強調できます。

10.パクスアメリカーナ
→前走が好内容。血統からもこのレースが合っていそうなタイプです。

14.デルタバローズ
→父のInto Mischiefはストームキャット系種牡馬。今年のメンバー構成なら侮れません。