高橋学の2011年天皇賞春・消去法予想

【高橋学の2011年天皇賞春・消去法予想】

 グレード制導入開始のS59年以降から残る馬・消える馬を検証してみよう。なお、グレードのGⅠ・Ⅱ・Ⅲは見やすさを考慮してG1・2・3表記しています。

  1. ビートブラック 年明け2戦以上して、前2走ともG3以下戦を使用し、前走非重賞戦敗退、もしくは勝ってもハナ・アタマ・クビ差の辛勝だった馬のうち、斤量が前走比2kg以上増加馬は[0-0-0-21]

  2. ヒルノダムール 前走G2大阪杯(阪神芝2000m)勝ち馬は[2-1-2-9]。この馬券になった5頭はすべて前4走内にG1有馬記念5着内好走歴があった。前4走内に有馬で5着内好走がなかった馬は[0-0-0-7]。穴候補もどこまで。

  3. ナムラクレセント 芝の右回りで着外(4着以下)が10回以上ある馬で斤量が前走比増加馬は[0-1-0-64]。H17年、右回り芝[4-5-3-22]のビッグゴールドが斤量3kg増で14番人気先行2着、鞍上は今回と同じ和田J。穴に要警戒。

  4. ローズキングダム 年明け1~3戦馬で、前2走とも2400m以上の芝の重賞戦・斤量57kg以上(4歳馬で前々走が3歳G1戦の場合は斤量55kg)・不良馬場以外で3着内好走していた馬は[5-5-3-6]。このうち、a.右芝3勝以上・b.右芝連対率5割切っている馬×c.前4走内にG1戦3着内好走ない馬×d.通算成績の連対率が5割を切っている馬×adをクリアしていた馬は[4-3-0-0]

  5. ジェントゥー スピード対応のひとつの目安として過去10年の芝2500mの持ち時計に着目してみる。芝2500mの持ち時計が2分35秒0を切っていない馬は、前走重賞戦勝ち馬を除き[0-0-0-9]。H17年、オーストラリアからの参戦馬マカイビーディーヴァは持ち時計2分35秒7で2番人気も7着。ジェントゥー2分41秒0の持ち時計ではスピード対応力に疑問符。

  6. ペルーサ 前走体重8kg以上減で敗退、もしくは勝っても着差が1馬身差未満馬は、前走「制裁」を受けた馬による不利があった馬を除き[0-0-3-36]。発馬に不安をかかえる馬だけに3着までか。

  7. マカニビスティー 前走10kg以上の体重増減があり5着以下敗退[0-0-0-11]

  8. マイネルキッツ 前走OP戦敗退・重賞戦0秒8差以上敗退の7歳以上高齢馬は[0-0-0-34]。⑩・⑭馬も該当。高齢馬の変わり身は?

  9. トゥザグローリー 前走G2日経賞勝ち馬は[3-4-2-14]。このうち、a.芝6勝以上・b.右回り芝4勝以上・c.2走前2000m以上の重賞戦5着内好走、acをクリアしていた馬は[2-3-1-0]

  10. トーセンクラウン 前2走内に2500m以上の長距離戦で勝ち歴がない7歳以上高齢馬は[0-0-1-44]。このうち、斤量前走比増加馬は[0-0-0-32]

  11. ゲシュタルト 前2走とも3000m以上の長距離戦使用馬は[1-1-4-24]。このうち、前2走内に勝ち歴がなかった馬は[0-0-0-16]

  12. コスモヘレノス 右回り芝を8回以上走って連対0~2回は[0-0-0-14]

  13. ジャミール 前2走とも4着以下かつ1秒以上敗退馬は[0-0-0-26]。⑩・⑭・⑯・⑰馬も該当。

  14. トウカイトリック 前3走内にG1以外戦で1秒5以上の惨敗歴がある馬は、前4走内に重賞戦57㌔以上で連対歴がある馬やマル地馬を除き[0-0-0-14]。⑩馬も該当。

  15. エイシンフラッシュ キャリア15戦以下で前3走内に重賞戦で連対歴がない4歳馬は[0-0-0-24]。類型馬で、H13年、前3走「G2アルゼンチン共和国杯10着→G1有馬記念5着→G2大阪杯3着」のアドマイヤボスは5着。⑪馬も該当。

  16. オウケンブルースリ 前走G2阪神大賞典で6着以下かつ1秒以上敗退馬は[0-0-0-10]。⑭馬も該当。

  17. フォゲッタブル 前4走内(G1・2戦勝ち歴がある馬を除く)に10着以下大敗が2回以上もあった馬は[0-0-1-28]。⑬馬の項目にも該当し、苦戦必至。

  18. コスモメドウ 芝5勝以上の4歳牡馬のうち、前2走とも2000m以上の重賞戦5着以内好走し、前走2400m以上戦で連対をはたしていた馬は、斤量前走比3kg以上増加馬を除き[6-1-1-2]、着外2頭も着順掲示板は確保していた。牝系に3頭の英国G1セントレジャー勝ち馬を持つ長距離適性◎プラス上昇度で要警戒の穴馬。

《狙い》ローズキングダムから、

     馬連・馬単④→③・⑥・⑨・⑱