ザ・カンフルジョッキー伊吹雅也氏の天皇賞春予想

▼01 岩田康誠 ビートブラック/同騎手時 1- 1- 0- 1(複勝率66.7%)
→オープン特別勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走の再現を期待できそうな枠に入りました。

▼02 藤田伸二 ヒルノダムール/同騎手時 3- 5- 1- 4(複勝率69.2%)
→GI2着の実績があり、好走率も高いコンビ。あとは外回りコースに替わる点がどうかだけでしょう。

▼03 和田竜二 ナムラクレセント/同騎手時 1- 2- 1- 2(複勝率66.7%)
→GI3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれると思います。

▼04 武豊 ローズキングダム/同騎手時 2- 1- 2- 0(複勝率100.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。未だ大崩れがない点は素直に評価すべきです。

▼05 D.ブフ ジェントゥー/初騎乗
→1990年のジャパンカップでターントゥ系のオードとコンビを組み2着に好走したジョッキー。もっとも、本馬との相性に関しては何とも言えません。

▼06 横山典弘 ペルーサ/同騎手時 3- 1- 0- 1(複勝率80.0%)
→重賞勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。前走も内容自体は悪くなかったと思います。

▼07 小牧太 マカニビスティー/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。一変まではどうでしょうか。

▼08 松岡正海 マイネルキッツ/同騎手時 3- 3- 0-10(複勝率37.5%)
→GI勝ちの実績があるコンビ。このレースに限れば崩れていません。

▼09 四位洋文 トゥザグローリー/初騎乗
→芝はキングカメハメハ牡馬との相性が微妙。この馬自身、鞍上を問わないタイプかもしれませんが……。

▼10 江田照男 トーセンクラウン/同騎手時 1- 1- 3- 5(複勝率50.0%)
→重賞勝ちの実績があるコンビ。ただし、ここ2戦の内容を見ると過大な期待は禁物だと思います。

▼11 藤岡佑介 ゲシュタルト/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。一変まではどうでしょうか。

▼12 中谷雄太 コスモヘレノス/同騎手時 0- 0- 1- 0(複勝率100.0%)
→重賞3着の実績があり、好走率も高いコンビ。この馬なりにはやれそうです。

▼13 C.ウィリアムズ ジャミール/初騎乗
→ステイゴールド産駒との相性がいまひとつ。大きな変わり身を期待するのは酷だと思います。

▼14 川田将雅 トウカイトリック/初騎乗
→芝はキングマンボ系牡馬との相性が微妙。一変まではどうでしょうか。

▼15 内田博幸 エイシンフラッシュ/同騎手時 3- 1- 2- 2(複勝率75.0%)
→GI勝ちの実績があり、好走率も高いコンビ。あとはコース替わりがどうかだけです。

▼16 浜中俊 オウケンブルースリ/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。大きな変わり身は望めないと思います。

▼17 丸山元気 フォゲッタブル/同騎手時 0- 0- 0- 1(複勝率0.0%)
→好走例のないコンビ。前々走以前のレースぶりからも強調できません。

▼18 丹内祐次 コスモメドウ/同騎手時 2- 0- 0- 2(複勝率50.0%)
→1000万下勝ちの実績があるコンビ。相性自体は悪くなさそうですが……。

■同騎手時ベストパフォーマンス上位馬
08 松岡正海 マイネルキッツ
10 江田照男 トーセンクラウン
02 藤田伸二 ヒルノダムール
15 内田博幸 エイシンフラッシュ
04 武豊 ローズキングダム
03 和田竜二 ナムラクレセント
12 中谷雄太 コスモヘレノス
06 横山典弘 ペルーサ
※同騎手時に3着以内となった経験がある馬のみ

■その他の注目コンビ
特になし

 天皇賞(春)は「末脚」がポイントになるレース。2005年以降の優勝馬6頭は、いずれも前走がJRAのレース、かつその前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていました。
 ただし、同じ2005年以降の天皇賞(春)において、前走がJRAのレース、かつその前走の4コーナーを3番手以内で通過していた馬は〔0・4・2・19〕(複勝率24.0%、複勝回収率258%)。差し馬向きの展開になりやすいレースではありますが、「穴をあけるなら先行馬」という傾向がある点も頭に入れておくべきでしょう。
 本命は和田竜二騎手とナムラクレセントのコンビ。重賞勝ちに加えGI3着の実績もありますし、内めの枠に入ったレースで好成績をマークしている点も強調できます。勝ち切る可能性は高くないかもしれませんが、連軸としてもっとも信頼できるのはこの馬です。
 相手は前走で出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしているペルーサ、トゥザグローリー。先行力を強調できる馬が少ないので、以下は実績馬を素直にピックアップしました。

■3連複フォーメーション
03=06,09=01,04,06,08,09,15(9点)

※当該レースのデータ、傾向は、特に断りのない限り2000年以降が集計対象。
※『同騎手時ベストパフォーマンス上位馬』は、各種レースデータ、レース映像、独自に採用したスピード指数などを参考に比較、決定しています。